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心の闇の除菌ジェル〜ツール編9「擬音語や擬態語を使う」

怒る。相手が怒る。自分が怒る。いずれにしても穏当ではありません。何かが起きそうです。ここで「怒る」というフレーズの前に「ブヒブヒ」と入れてみます。「相手がブヒブヒ怒る」「自分がブヒブヒ怒る」。その情景が浮かんでくるいっぽうで深刻さがやわらいだ気がしませんか?

擬音語というのは実際に発せられた音を表現したものです。擬態語は、その時の行動や様子を表現したものです。例えば「あの時の私は勇気りんりんだった」というのは擬態語です。

誰でも人は「それほど強くなれない時」があります。人間は相手に厳しい言葉を使われると、防御本能が働いてその言葉があまりうまく頭に入ってきません。ところが、「だんだんと良くなる」とか「じんわりと温かくなる」など、ある単語、特に行動や変化を示す単語の前に擬態語や擬音語をつけられると、言われたほうはその内容をより受け入れやすくなるのです。

「そんな言い方しないの!」→「そんなにギャンギャン言わないの!」
「マイペースでやったら?」→「ゆるゆる進めたら?」

などなど、考えてみるだけでも頭が良い意味で「ゆるゆるしてくる」はず。


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