見出し画像

心の闇の除菌ジェル・ツール編16【天の呼吸、地の呼吸】

気功という中国に由来する治療法があります。その昔、皇帝に触れずにいかに皇帝を治療するか、という問題意識から生まれた治療法とされています。そしてこの気功は、かつては「気功師が自らのエネルギーを使って治療する」というアプローチでした。ところが、これでは気功師が疲弊し、時には精魂尽きて死んでしまいます。そこで考案されたのが「自然界の力を気功師を通じて患者である皇帝に伝え、皇帝の治癒力を増進する」というアプローチです。

[ツール16・まっすぐ立つ/上を向く/胸を開く/1点を見つめる]で少し触れた「天地の呼吸」という呼吸法もこれに近いものがあります。

何かに頭に来たり、元気がない時はどうしても呼吸が浅くなってしまいます。そんな時は頭のてっぺんから「宇宙の空気が入って来るイメージ」、かかとを通じて足元から「地球の空気が入って来るイメージ」を利用した呼吸がオススメです。そして体内の汚れた空気を吐き出す時も同じです。頭上の宇宙と足元の地球に自らの体内にあった汚れた空気をお返しして浄化してもらうのです。自分が呼吸するというよりも自分が呼吸を通じて宇宙に溶け込み一体となるイメージでしょうか。

人が一生の間に行う呼吸は1億回。多いようですが限られた回数です。どうせなら大切に呼吸しながら生きたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?