見出し画像

写真を額縁に入れて贈りあう そんな「恋人の日」の風習

関東でも先週“梅雨入り”し、また台風がよく発生しているということもあってか、毎日雨が降ったり曇りだったりとなんかパッとしない天気が続いていますね。週末には洗濯の予定だったのに思い通りにできなかった、という人も多いのではないでしょうか。

でもまぁ、年によっては「6月なのに全然雨が降らない」というときもあったりして、ズレこんで7月に雨が多いときもあることを考えれば今年はむしろ「梅雨らしい6月」を送っているとも言えますね。


さて今日の記念日ネタ、6月12日は「恋人の日」だそうです。

「ん~?語呂合わせなんかじゃないよな~?」と思ったそこの方、その通り。この「恋人の日」はもともとブラジルで行われていた記念日。

ブラジルで「縁結びの神」「女性の守護神」とされているサン=アントニオという人が亡くなったのが6月13日。それで、その前日である6月12日が「恋人の日」になったそうです。

“神”という扱いになっていますが、命日があることからも分かる通り、このサン=アントニオという人は実在の人間。愛について熱心に説く聖職者だったようです。亡くなった後でも彼は尊敬の念を集めており、そのことがいつしか彼を神格化し“神”ということになったのでしょう。


この「恋人の日」には恋人同士、また家族や友人の間でも「フォトフレームを贈りあう」習慣があるそうです。写真を入れて贈るかどうかはそのときどきらしいのですが、なかなか素敵な習慣ですね。

写真などはスマホで撮ってそれでおしまい、プリントアウトすることも稀になった今の時代には、むしろこうして写真を飾る機会が作られることは貴重かもしれません。

このこともあってか、日本の「恋人の日」は全国額縁組合連合会によって制定されています。日本においてもフォトフレーム交換の風習の普及と額縁をPRすることが目的だそうです。

いやー、これまで全く知らなかったですね。やはり記念日は「それについて知ろう」という意識がないとなかなか身近にならないものです。


海外の風習は自国に取り入れたがる傾向のある日本人ですが、はたしてこの「恋人の日」はどうでしょうか。

まぁちょっと……微妙かもしれませんね。やっぱり“相手”いないと……。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?