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映画公開を記念してアニメ「聖闘士星矢」が無料公開 肝心の実写の方は果たして……

'80年代に放送され、当時の少年たち(一部少女や大きいお姉さんにも)に人気を博したアニメ「聖闘士星矢」が期間限定で無料公開されることが発表されていました。公開される場はYoutubeの東映アニメーションミュージアムチャンネル上です。

4月7日から毎週5話ずつ、15話まで配信されるそうです。たった15話分……ちょっとケチくさい感じがしますね。こういうときって大抵全話無料配信されるものだったりするんですが。


ちなみにちょうど同じくらいの時期に「KING AMUSEMENT CREATIVE」公式チャンネルにて、'90年代にヒットしたアニメ「少女革命ウテナ」が無料公開されます。こちらは全話配信される予定です。


さて、なぜこの時期に「聖闘士星矢」が無料配信されるかというと、前々からいろいろと物議を醸しており今月末4月28日に公開される実写版聖闘士星矢「聖闘士星矢 The Beginning」を記念してのものだからです。

この映画、タイトルにもあるので原作の主人公である「星矢」は出はするものの、ストーリーはほぼオリジナルのもの。既にポスターやPVも公開されているのですが、その中で登場人物たちが着ている聖衣(クロス)と思しきものを見る限り、どうにも失敗しそうな予感しかしません
(※「聖衣(クロス)」というのは聖闘士(セイント)たちが装着する防具のようなもので、単純に身を護る役割をするだけでなく身体能力の向上や技の精度の上昇などパワーアップパーツのような側面もあります。)


PVの中では星矢だけでなく複数の人物がこの聖衣を着て戦っているのですが、このデザインがなんとも……。なんというか、中世の騎士が着ているような鎧そのまんまみたいなデザインになってしまっているのです。本当に「身を護ること」だけを考えたような見た目なんですよね……。

原作やアニメのデザインそのままじゃいかにもアニメチックだから、というようなことでこうなったのかもしれませんが、いや、これは無いかな。なんかまたしても「聖闘士星矢」というものをよく知らないまま作ってしまった制作陣、という香りがします。

「聖闘士星矢」は海外にも多くのファンがいるのですが、そのファンたちからしてもこれはちょっと微妙なのじゃないでしょうか。


「ハリウッド版ドラゴンボールの悪夢再び!」なんて言われないといいですがね……。これだから漫画・アニメの実写化は怖いなぁと思うわけです。

もちろん、実際に見てみるまで本当の評価はできませんが、見る前からイヤ~な予感がしているのは確かですね。


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