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4年ぶりの「七夕まつり」開催など 8月に七夕が行われる地域 

8月7日は「月遅れ七夕」ということになっていて、通常は7月7日に行われるはずの「七夕」の行事をひと月遅くやる地域もあります。一応の呼び方として「月遅れ」なんて言ってますが、この時期にやる地方の方にしてみれば、この日こそが「七夕」ということになるでしょう。

宮城県仙台のものが有名ですが、それ以外にも東北地方や北海道ではこの時期に「七夕」をやるところが多くあるようです。

なぜこういうことになったかと言うと、明治の初め頃に太陰太陽暦と呼ばれる旧暦からグレゴリオ太陽暦という新暦に暦が変わったことが原因としてあります。

暦が変わったことにより、それまで行われていた行事全てを新しい暦の日付に合わせて行うようになったのですが、このとき中央(大阪、東京など)から離れた地方では以前と変わらない時期に行事を行う風習が残りました。

そういったことから東北地方や北海道では昔の暦、つまり今の8月7日に「七夕」を行うというのが残り続けているのでしょうね。


ここで、

「何で北のほうばっかり?中央から離れている地方というなら南のほう(九州)もそうなっていておかしくないんじゃない?」

という疑問も出てくると思います。

これはおそらく、九州のほうは海外との窓口として港が開かれていたという歴史や、薩摩や長州など維新を進める中心となったのがこちら側(九州側)にあったことが要因かと思われます。

「何かを変えて新しくする」ということを率先して受け入れるような風土があったんでしょうね。


さて、仙台で行われている「七夕まつり」は日本で行われるものの中でもかなり大きなものとして有名ですが、今年は特に力が入っているようです。

それもそのはずで、この「仙台七夕まつり」も他のさまざまな行事の例にもれずコロナ禍の影響で思うような開催が出来ていなかったようなのです。4年ぶりの通常開催ということで、地元の人たちが喜んでいる様子も伝わってきます。

この「仙台七夕まつり」は8月6日から3日間行われるそうです。

また、現在仙台では「仙台謎解きウォーク」というイベントも開催中です。

仙台という街をよく知ることにも繋がりますので、こういったイベントも込みで仙台を訪れるのも楽しみの一つかと思います。

出店なども出ているようですので、この「七夕まつり」をきっかけとして夏休み中に子供と出かける場所の候補として考えてみても良いかもしれませんね。


夏ど真ん中で暑い日も続きますが、七夕で少しでも気持ちを上向きに持っていきたいところです。

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