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映画「牛首村」 その元ネタの都市伝説って?

今日はちょっとホラーな話になると思います。

と言っても、「ある一つの都市伝説を調べてみた」といったもので、特に怖い話をつらつらとしていくようなことは無いのですが。


「牛首村」という映画をご存じでしょうか。2月18日、つまりこの記事を投稿している今日から公開予定になっている映画なのですが。

「恐怖の村シリーズ」の第三弾だそうです。「恐怖の村シリーズ」というのは、ちょうどこのコロナ禍になってからドンドコ公開されているホラー映画のシリーズで、これまでに「犬鳴村」「樹海村」と公開されております。

その最新作が「牛首村」なのです。


で、ですね。この「牛首村」というタイトルを聞いたときに僕が真っ先に思ったのは、

「なんじゃい、牛首村って?」

というものでした。

僕はわりとオカルト系の話を見たりするのは好きなので、そこそこ「知っている方」だとは思っているのですが、この「牛首村」なんていう村の話は怪談としても都市伝説としても聞いたことがありませんでした。


「犬鳴村」、これは聞いたことのある人も多いでしょう。犬鳴トンネルの塞がれた入口の写真とか見たことのある人もいるのではないでしょうか。

そして「樹海村」。これはまぁ…元になった都市伝説を聞いたことが無くても「樹海」という名前が入っているので、「富士の青木ヶ原樹海関連の話なんだろうな」というのが分かるかと思います。

しかし「牛首村」……?


というわけで、気になったら調べてみないと気が済まないので、この「牛首村」の元ネタになった都市伝説をちょっと調べてみたわけです。

その結果、どうやら「牛の首」という都市伝説が元になっていることが分かりました。村とか出てきません。「村シリーズ」にしたくて「牛首村」にした、ということなんでしょうね。


さて、この「牛の首」という都市伝説がどういうものかというと、wikiから引用させてもらいましょう。

「『牛の首』というとても恐ろしい怪談があり、これを聞いた者は恐怖のあまり身震いが止まらず、三日と経たずに死んでしまう。
怪談の作者は、多くの死者が出たことを悔い、これを供養するため仏門に入り、人に乞われても二度とこの話をすることは無く、世を去った。

この怪談を知るものはみな死んでしまい、今に伝わるのは『牛の首』と言う題名と、それが無類の恐ろしい話であった、ということのみである」というもの 。

Wikipediaより

分かりますかね?

要は、「牛の首」という怪談があったんだけど、それを知った人はみんな死んでしまったので、なんかよう分からん「牛の首」という怖い怪談があるということだけがその怖さの内容も分からず伝わっている、という都市伝説です。

まぁなんというか……よく生まれやすい都市伝説ですよね。「牛の首」の部分をなんとなく怖いワードに置き換えれば、バリエーションはいくらでも作れそうです。

ちなみにwikiによると実在する「牛の首」という怪談もあるにはあるそうですが、この都市伝説とは関係なさそうです。

知ってみると「なーんだ」となるわけですが、結構こんな感じで「元ネタは何だ?」と思ったものを調べてみるのは面白いものです。

今回調べてみたものでwiki以外の情報だと、「天保の大飢饉のときに牛の首をかぶせた者を襲った」だとか「夜な夜な現れて予言をする牛の首(これは妖怪“くだん”からの派生ですかね……)」なんてものもありました。


本日から公開の映画「牛首村」は元ネタこそ「牛の首」のようですが、話の内容はほぼオリジナルのようです。

ホラー好きで気になる方は見に行ってみるのも良いのではないでしょうか。


今回はこのへんで。

それでは、また。


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