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いつだって“不安”が先 日本の漫画・ゲーム作品の実写化

今回のタイトルを見て、「あ~、最近あちこちでよく見るあれかな」と思われる方も多いと思います。まさにそれ!ではあるのですが、一応今回は他のものについても触れていきたいと思います。

「聖闘士星矢」のハリウッド実写化

まずはこちら、2023年公開予定の「聖闘士星矢」の実写映画です。撮影自体はもう終わっているようで、先日メイキング映像が公開されました。

このメイキング映像を見て何か言うことは特にありません。本当、メイキングという感じで演者の服装も動きやすさ重視のもの。ワイヤーアクションシーンも「後でいろいろ合成するんだろうな~」といったもので、いつものハリウッドと言ってしまえばそれまで。

アメリカらしく陽気に撮っているようなシーンばかりで「まぁ楽しそうで何より」と言った感じです。これだけでは判断のしようがないということですね。

とは言っても「ハリウッド」「実写」……。あまりいい予感はしませんね。なんせあの「実写版ドラゴンボール」の件がありますので。果たしてこの作品は「聖闘士星矢」をちゃんと理解して作られているのかどうか。


「幽遊白書」の実写ドラマ化

はい来ましたこちら。SNSでもいろいろ出ていたのでたぶん見た人も多いでしょうね。例の登場人物4人のイメージビジュアルです。

こちらも2023年公開だそうですよ。来年の話ではあるんですが、なんかもう2023年荒れそうですね。

このティザービジュアル、まずなんでこんな暗いイメージなんでしょうか。こういう感じが「幽遊白書」なんだとして作り手側が考えているとしたら……もうこれ失敗するような気しか起こらないですね。

妖怪と戦ったり、人間の闇の部分を題材にしていたりとたしかに少しダークなイメージがあるのかもしれません。しかし作品がダークファンタジーかと言われると……「幽遊白書」は違うと思うんですよね。

ティザービジュアルというのは、見る側・体験する側にある程度期待を持たせるように作るのが本来の狙いなはず。このやり方はちょっと間違ったんじゃないかな~と思わざるを得ません。

最近のNetflixは、日本の漫画・ゲーム作品をアニメ化したり実写化したりすることが多いですが、これらは“原作のため”になっていることなんでしょうかね。疑問を感じることが多い今日この頃です。


今後も続くだろう実写化について

実写化してわりと良かった作品もたしかにあるはあります。「るろうに剣心」の実写化とかですね。

これらについてもマイナスな意見がないわけではありません。2時間という尺に収めるためにある程度都合よく物語を改変していますからね。そういったことをされながらも「一つの作品としてわりと良かった」ということになっているのです。

「原作を知らない」あるいは「原作というのを抜きで考えて」フラットな目線で見て、映画として楽しめたということですね。


上記で紹介したもの以外でも今後は日本の漫画・ゲーム作品の実写化は続くと思います。はたして本当に良いと思えるような実写作品は出てくるのでしょうか。

いつも“不安”が先に出てくる実写化。この流れが変わるときがくるんでしょうかね。

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