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以前から、落ち込んだりちょっと嫌なことが続いたりしたとき、私は「黒字ノート」なるものをつけるようにしています。
何かというと、一日にあったことで少しでもプラス(いわゆる黒字)に感じたこと「だけ」を日記のようにひとことだけノートに書いておくということなのです。
よく「小さな幸せ」って何だろうということを考えたりするのですが、そういったことだけでも毎日合わせてみると、あとから一週間後に読み返すと、その一週間はいいこと「だけ」しかないことになります(ノート上)。
なので何となくですが、ハッピーな気分を味わうことが一時的ですができるのです。
そうやって一か月、二か月と続けていくうちに、いいこと「だけ」書かれていますので、いつもいいことしかないという暗示にかかります。

もちろんそんなに簡単に暗示にかかる人ばかりではないですが、私は単純なので、いいことだけをピックアップしていけば自分の人生捨てたもんじゃないと思うことができる場合があるのです。

本当に小さなことでいうと
「犬の散歩中に小さな草花が咲いているのを見つけた」
「目的地まで自転車で行ったとき、一度も信号に引っかからなかった」
「朝、前髪がうまくセットできた」
「朝食のコーヒーをうまく淹れることができた」
というようなことだけでもいいのです。
意外とこういったことって、その日一日いい気分で過ごせたりするものなのです。

最近だと、いつも割と話がかみ合わず、趣味も全く合わない主人とあることで「そうそう!」と意見が一致したというようなことだけでハッピーな気持ちになれるのです。

仕事と家事と介護以外のことを日々していない気がしますので、それ以外の小さな幸せをできるだけ探したいなと日々感じて生活しています。
もちろん嫌なこともたくさん起きるのですがそれはあえて書かないことにします。これは「赤字ノート」になるのであとで読み返すとどよんとした気分にしかならないだろうからです。
こちらを探した方がたくさん出てくるのは事実なのですが・・・。

どんな小さなことにでも感動できる人間でありたいと思うので、テレビで
「カップラーメンを食べ終えた時、残りのスープの中から小エビが出てきたとき」
を小さな喜びと言っていたのを聞いてまさにそうだと思いました。
「缶入りのコーンスープの粒コーンを最後の一粒まで食べた時」
なんていうのも、実にくだらないのですがめちゃくちゃ嬉しくなります。

と言いつつ最近は黒字ノートを書いていません。
またつけてみたいと思いますが長い文章を書く必要はなく、メモみたいに書いておくだけなんでそんなに強迫観念に駆られることもありませんし、今日だと、洗濯日和で空を見上げた時の爽快感だけでもハッピーになります。

嫌な事とか辛いことを数える方が簡単ではあるのですが、不平不満ばかり増えてしまうので、なるべく無視することにしています。
以前はそういったことを書き並べてまとめてびりびりに破くということもしていたのですが、あまりスッキリしないので・・・。
ストレス解消に100均で買った安い食器を割るとか、新聞紙を破りまくるとか、そういう人もいますが、私は余計にストレスになるし、そういったことをしている自分自身にうんざりするのでむしろ発想の転換で、いいことだけにスポットを当てる方が楽しいかなと思っています。

と書くとポジティヴな人間のようですが、私はいつも書いている通りネガティヴな方ですから、自分を奮起させるための方法の一つとして使っているだけです。それでも最低一日はいい気分で過ごせますので、家にずっとこもっていたらなかなかそういったハッピーな題材も見つかりにくいので、散歩などはちょうどいい季節だし、自転車で近場の桜を見るだけでも高揚感に浸れますので、あと少し、桜を堪能したいなと思っています。
昨日も臨月を迎えた娘と母を連れて、犬もつれて近くの公園でプチ花見をしました。娘がお弁当を作ってくれたのでそれを食べながらボーっとしていました。
私だけだとなかなか母とそういうことをしたい気分にもなれないですから。

来月以降はもう娘には頼れないため、私自身も少しでも気分をアップさせておかないといけません。

春は大好きなんですが、あっという間に夏になりそうですからこの季節を大切に過ごしたいものです。

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