新しい結婚のカタチ、シェア婚 〜仕事も恋もがんばったアラフォーの話〜⑦

好きな人に、何も考えず好きと言ったのは初めてでした。それまでは、相手から好かれるか、駆け引きして、安定した付き合いが見込めそうになったら、相手を受け入れる、みたいなパターン。でも、離婚して弾けちゃたんでしょうか? 好き!だけでいい!と。

潤いました(笑)。恋はいくつになっても大事。旦那さんをずっと好き、なんて、憧れます!子供たちも兄弟みたいになついて、この人と再婚したい。と思いましたが、

あっさりと、お別れがきました。両方の親の反対。当然ですよね。彼のお母さん、10円ハゲができたそうで。一番ストレートに伝わりました。私も親として、子どもを心配する気持ち痛いほど分かります。よその立派な息子さん、をどう幸せにするつもりなのか。私が幸せになるのは分かるけど、相手が必ず幸せだとは思えない。

ということで、オトナとして、さようなら。

その頃、仕事は自営に挑戦。会社に縛られて、パート代10万程度なら、自分でやってみよう!と。長屋をひとつお隣の一部屋多い間取りに移り、1室を作業部屋にしました。フリーペーパーを自分で発行してみたかったんです。自分で営業して、スポンサー集めて紙面作って、新聞折込で発行。

なんと無謀な…。借り入れまでして、サクッと夢を叶えました。でも、夢は叶った瞬間からルーティンになる。返済はあるし、波はあるし、なかなかの修行でした。母子家庭だからっていろんなこと諦めない!フラれたけど仕事に打ち込む!若さと勢いだけ。事業戦略なんて、なんにもないし(笑)

1年くらい経って、見るに見かねた?デザイン会社の社長さんから協働のオファーをいただきました。ちょうど市のインキュベーション施設を借り、憧れのオフィスに引っ越し、お手伝いのパートさんはいたものの、経営はかなり危険な状態。社長は「企画もいいし、リスクを犯して実行した、はぎねこさん!」とずいぶんかってくださり、1千万円で、紙面を引き取りたいと。私もパートさんも一緒に!

この時点でかなり気は済んでいました。自由に働いて子育てもして、食べてみた。でも事業は儲からなければ続きません。儲からないものをがんばって続ける気力も続きません。幸いそんな申し出、ありがたいじゃないですか。でも、私は言いました。「1千万円はいりません、儲かるものなら自分でします。これは儲からないので、貰えません」。「やり方を変えて続くのであればお願いします」。

ということで、仕事も恋も引き続きがんばります!

もしかしたら、多動っぽい障害があるのかもしれませんね、私。


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