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承認/レビューをコンピテンシーで考える

最近、ITIL4の学び直しをしているのですが、その中で参考になった考え方にコンピテンシーというのがあります。

コンピテンシー:優れた成果を創出する個人の能力・行動特性のこと

ITILで定義するコンピテンシーには、以下の5つがあります。

コンピテンシーコード 一覧

以前であれば、変更に関する評価は「技術専門家がするべき!」みたいな雰囲気だったと思うのですが、新しい考え方では、「変更評価するのは、一番良いのは技術専門家だけど、まぁ、もしいなかった場合はコーディネーター/コミュニケーターがやったら良いよ」みたいな感じで、より現実的な組織構成に即した設計ができる情報整理になっています。

一例として、「変更ライフサイクル管理プロセス」のアクティビティだと以下になります。

変更ライフサイクル管理プロセスとコンピテンシー表

これにより、異動などで技術専門家が一時的にいなくなってしまった場合でも、次に誰をアクティビティの担当者とした方が良いかという判断ができます。

運用を長期的に維持していくには、常にベストであるというよりも、その時に最善な状況を作る、ということが重要になってきます。
そういった意味でも、ITIL4はそのあたりがわかってきてるなぁと思いました。(なに様目線だよ、って感じですがw)


ITILなどの運用管理も含めて、実践的な運用設計を短期間で学び、トレーニングしたいというときは、私が研修やってますので是非ご参加ください。



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