あと半年をじんわりと意識する浪人生の母親であります。

どうやら昨夜は大声を出して寝ていたようだ。もはや寝言の域を超えている。手もぶんぶん振り回していたのだろう、ベットサイドテーブルに手が当たった気がする。ガシャンって音がしたもん。

心配そうに寝室を覗き込んでいる娘の気配を感じたけれども、寝たふりをした。

うなされていたらしい。原因は分かっている。
我が息子。浪人中の息子。

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たまに「息子との距離感」について知人や友人と話題になるのだけれど、息子と上手く距離を取るのは、難しい。
もちろん、仲良くしたい。でもあまり仲良い関係だとマザコンにしてしまう恐れもあるのだろうか?
昔、プレジレント的な雑誌で、ハイソなお母様と高校生の息子さんが並んで手を繋いでいる写真を見て、ゾッとしたっけ。ありゃイカン。

かと言って、知人にもいるが母親を名前で呼び捨てにするような、仲良し親子なんてもっと嫌だ。

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結局、今年もあと半年になり受験の時期が近づいてきたのを感じたから、私が反応しているだけだ。昨年の受験校全落ちの衝撃。

母親業を卒業した人たちはいう。
赤ちゃんの時はあっという間。愛情を注いであげましょう。
小学校は、一番子どもらしい時期。ゆっくり見守っていけたらイイね!
中学生は、精神と身体の成長期です。個を大切にしてあげましょう。
高校生。将来への道標をともに探しましょう。

その通り。そのとーり。タケモトピアノ。
予備校生へは?

ほっとけばいいじゃんがド正論なんだけど、そこで母親心がにゅっと顔を出し、「そうはいってもねえ」となり、また手を打ち付けるルーチンに戻るのだ。

あと半年、何回ベッドサイドテーブルに手を打ち付けるんだろうか。いや、ここは危険予知だ。テーブルを片付けるのが先か。

手が痛いや。湿布を貼ろう。。

※しっかし何でこの時期の男は、話さないんだ。DNAにでも刻み込んであるんでしょうか?