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冬を駆ける_教訓その1

大雪が降った先週、私を心配した名古屋の友人から、LINEでメッセージが届きました。
やりとりの中で、雪が降るとsekkyの背面飛び話を思い出すよ、との言葉がありまして、私こそ久しぶりにその事を思い出したのです。

・・・

今も昔も変わらず、時間ギリギリまで起きられないのですが、その日もやっぱりギリギリのギリギリ。飛ぶように高校の制服に着替えて、実家の玄関戸を開けた時の絶望感。
そう、その日も雪が降っていました。

学校近くの道は、長く降り続いた雪が高く積み上がり、デコボコとアスレチック状態になっているので、急いで走ることが出来ません。
よって学校の正門まで回ると、時間を取られて確実に遅刻なのでした。

焦ります。裏門が目に入ります。
裏門あたりは除雪されていないので、新雪風味で柔らかそう。イケる!
カバンを裏門向こうに投げ入れ、全力の全力で背面飛びです。私の身体は雪がキャッチしてくれるので、損傷はありません。
ただし、雪まみれ。そうとう雪まみれ。

そのまま外通路を駆け抜けて教室に突入し、遅刻は免れました。
雪まみれだけど。頭から湯気が上がってるけど。

学校帰りに、裏門を見ると豪快な何かの跡が。
私です。

教訓。やらないよりやったほうが良い。
後でなんらかの思い出になるでしょう。