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彩りの見守り

息子は資格にチャレンジしながら、企業説明会にも積極的にエントリーを始めたようだ。
このご時世なので、説明会場に行っても短時間だったり、自宅でのオンライン面接だったりと制約が多いが、彼にとってはいちいち新鮮なようで、毎度体験したことを熱く語ってくれる。

いや、熱すぎる。
息子よ、母も父もそんな事は知っている。
おお、そうだ社会情勢はそうなんだ。
求められる人材は、、うん、そうだ。

しかし、否定してはならぬ。ふんふんと話を聞き、そうかそうか頑張れよと言わねばなるまい。

・・・

ひとしきり語った後、意気揚々と風呂場に行った彼をシャワーの音で感じながら、私達夫婦はリビングで苦笑いをする。
なんだか、楽しそうだね。
なにか目標が出来つつあるね。

本当に、遅ればせながら君を見守ることが出来そうだ。まだまだ色んな感情を私に教えてくれそうな予感はしているけれど。
この気持ちを表す上手い表現が見つからないが、今はそれを「彩り」としておこうか。