純粋なリーグ戦に

 未だ終息する気配を見せない新型コロナウイルス。明日9日には第二回のNPB、Jリーグの『新型コロナウイルス対策連絡会議』のそれが予定されている。しかしその前日の今日、各スポーツ紙では開幕延期検討も、の文字が踊った。会議が開かれる予定の前日にこのような報道がなされたという事はほぼそのような流れで収まるのは間違いないだろう。
 今年はオリンピックに伴い7月21日~8月13日までが中断期間になっている。そして戦力の不均衡を生まない為、その期間に代替をするのはほぼ不可能に近い。となると現行のまま日程を後ろ倒しにすると、ダブルヘッダーが増えたり、様々な面で負担が生じる事になってしまう。そういう意味でも大胆な日程調整が必要になる。
 その上で今年は例えば交流戦を無しにして、純粋なリーグ戦のみにするのも1つかと思う。2005年から始まった交流戦も今年15周年という節目の年を迎えた。その歴史の中で最近はパ・リーグのチームがセ・リーグを圧倒し、その流れで日本シリーズもほぼパ・リーグの勝利に収まっている。単純化はできないが、交流戦で丸裸にされ、日本シリーズでなす術無し、という感じだ。しかし交流戦を無くせば本番であたるのは日本シリーズのみになるので日本シリーズが始まる前から勝負あり、の状態にはならないと思う。
 とにもかくにも既に決まったスケジュールをこなす事を絶対としてぎゅうぎゅうな日程を選手たちに強いるような事があってはならない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?