個々の可能性を引き出せる指導者に

 一人一人体格も違う少年たちを指導する少年野球の指導者の心得として「個々の個性を認める」事と「自信を持たせる」事は非常に大切な事だ。
 例えば今まで飛んでくる打球に恐怖心を覚えて、グローブが出なかった子供が、それに打ち克ち腕が出て取れたけど、暴投をしてしまった、そんな時「暴投がなければ点を取られなかった」と叱るのではなく、先に打球の恐怖心に克った事を誉めてあげる、その後に暴投を注意する。大人でもそうだがそういう小さな成功体験の積み重ねが段々と自信になっていく。
 ただその為にはそれを裏付ける技術を教る事もまた大事な1つだ。
 来る2月の8日、11日、16日に埼玉西武ライオンズは小中学生の野球指導者(未経験者も可)を対象にライオンズアカデミーコーチによる「野球指導の基礎講座」をメットライフドームに隣接されたトレーニングセンターで開催することが発表された。
 初回は初心者に楽しんでもらう、2回目は打撃力、守備力の向上、最終回はバッテリー技術の向上と指導するにあたって子どもたちにどうそれを伝えていくか頭を悩ませている少年野球の監督コーチの方には是非時間を許すのであれば参加してもらいたい。そしてゆくゆくは少年野球でも成長期だからこそのケガとか野球肘なども増えているので例えば今年新設される尚美学園大学のスポーツマネジメント学部の講師を招いたりしてそういう観点からの講習もできたりするといいと思う。

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