まだまだ物足りないが

 上位に行けるチームは必ず柱となる投手が存在する、例えば今季8年ぶりにAクラス入りを果たした中日ドラゴンズでは大野雄大投手が6連続完投、41イニング無失点の活躍をした。
 埼玉西武ライオンズの髙橋光成投手が入団後初めて規定投球回数を達成した。序盤は打ち込まれ早い回でマウンドを降りる事が多かったが、中盤から後半にかけては安定した投球が続いた。これは去年の二桁勝利よりもある意味価値があると思っている。何故なら去年の二桁に関しては打線やリリーフや他力を借りて稼いだものが決して少なくなかったからだ。しかし今季は防御率も1年目を除いて初の3点台となり、K/9、BB/9各々去年よりもよくなっていた。ただ一流投手のそれかというとまだまだ正直物足りない。
渡辺GMは彼が新人の時「10年、15年ライオンズのエースを張ってほしい」と発言していた。
彼が今季を足掛かりに毎年規定投球回数をクリアし、ローテーションの軸になること、そのレベルアップが来季更に求められるだろう。

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