見出し画像

過炭酸ナトリウムで洗濯できる!

過炭酸ナトリウムとは

過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤の主成分です。色柄物にも使える白い粉末状の漂白剤ですね。

水に溶けて炭酸ソーダ(炭酸塩)と過酸化水素に解離します。その状態で加熱されると過酸化水素は活性酸素を放出。有機物を分解してシミや黄ばみを漂白したり、殺菌したりします。

最近では洗濯槽クリーナーとしても有名ですよね。

過炭酸ナトリウムだけで洗濯ができる

実はこの過炭酸ナトリウム、これだけで洗濯もできます。(筆者も定期的に行っており大変気に入っています)

ちゃんと汚れが落ちるというのは勿論のこととして、それ以外に得られるメリットについて以下に解説します。

洗濯槽にカビが生えにくい

定期的に槽内を酸素系漂白剤で満たす訳なので当然と言えば当然ですね。

過炭酸ナトリウムの濃度は低いとはいえ、カビや酵母などは随分育ちにくいんだろうなと思います。

洗剤類の溶け残りや成分の残留が減るのもカビの繁殖抑制に役立っていると考えられます。

過炭酸ナトリウムで洗濯をした時には他の洗剤は使わない訳ですし、その前の洗濯で洗剤類が溶け残っていたとしても過炭酸ナトリウム洗濯で洗い流されてしまいます。

部屋干し臭が抑えられる

多くの人が悩む部屋干し臭。これにも過炭酸ナトリウム洗濯はよく効きます。

衣類の臭いの元になる雑菌類をかなりな程度取り除くことが出来る為です。梅雨や秋雨、花粉症の季節にはことに重宝します。

ただし過炭酸ナトリウムで手に負えないひどい汚れが付いている洗濯物の場合には石鹸等で洗ってから過炭酸ナトリウムに浸け置きする方法がよいとは思います。汚れが残っていると、新たな雑菌類がそれを餌にして増える為です。

白い物が真っ白に仕上がる

これもまあ漂白剤なので当たり前なのですが、黄ばみやシミでくすんでしまった白いシーツなどは本当にスッキリ仕上がります。

例えば週末のシーツ洗いは過炭酸ナトリウムで行うよう決めておくのも良いですね。

過炭酸ナトリウム洗濯の方法

画像1

過炭酸ナトリウムの使用量目安:お湯30Lにつき大さじ2(約30g)

1.洗濯槽に40~50℃のお湯を溜める。
過炭酸ナトリウムの殺菌漂白成分は40℃以上でないと充分に発生しません。冷水で過炭酸ナトリウムを使うと大体失敗します。

2.洗濯物を入れて少し攪拌
2~3分程度で十分です。

3.20分程度浸け置き
活性酸素が汚れに作用する時間を取りましょう。

4.再度2~3分攪拌
過炭酸ナトリウムで浮いた汚れを繊維から剥がします。

5.1~2回濯ぐ
軽く脱水したら濯ぎます。丁寧にしたい時は2回がお勧めですが、濯ぎ1回でも使えます。

是非試してみて下さい

お湯と浸け置き時間が必要ですが、でも得られる利点もとっても大きい過炭酸ナトリウム洗濯。是非一度お試し頂けたらなあと思います

過炭酸ナトリウム洗濯に対するお客様のご感想をまとめた記事もあります。宜しければご一読下さいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?