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関友美の連載コラム「日本酒もDX化!新イベントの反応やいかに!?「enjoy 吟醸酒フェア」」(リカーズ10月号)

そうだ。日本酒を飲もう。十九杯目
日本酒もDX化!新イベントの反応やいかに!?「enjoy 吟醸酒フェア」

10月26日、国内初となる日本酒DXイベント「enjoy 吟醸酒フェア」が開催されます。主催は日本吟醸酒協会。イベント本番を盛り上げるために、8月10日から10月19日までの毎週水曜日、YouTubeでオンラインイベントがおこなわれてきて、私もその一部に参加させていただきました。蔵との絡みはよくあるけれど、「吟醸酒」に特化したことで、いつもと一味違うお話を聞くことができました。このご時世で、酒蔵のみなさんオンライン慣れしてきたというか。良い雰囲気で、日本酒情報をお届けできたと思います。…観て下さった方、どうでしたか?

ちなみに今さら聞けない、DX(デジタルトランスフォーメーション)とは・・・【ビッグデータとAIやIoTを始めとするデジタル技術を活用して、業務プロセスを改善するだけでなく、製品やサービス、ビジネスモデルそのものを変革するとともに、組織、企業文化、風土をも改革し、競争上の優位性を確立すること】です。今回の場合だと、メトロポリタン池袋でおこなうリアルイベントに加え、国内外の会場から遠い人でも参加できる蔵元登場YouTubeイベント、VTuber出演のメタバース空間の導入。そして気になったお酒は、「メルカリShops」で購入できて自宅に届く、という連携を指しています。


クラシカルな文化を引きずってきた日本酒業界において、風土を改革する画期的なイベントになること間違いなしです。1981年に誕生した歴史ある日本吟醸酒協会が、取り組むことにも意味を感じます。発案したのは、2021年に9代目協会長になった「南部美人」久慈浩介社長です。南部美人さんは今年120周年を迎えましたが、「スーパーフローズン」「糖類無添加リキュール」「ビーガン認証」など、常に攻めの姿勢でまい進している話題に事欠かない蔵、というイメージ。さすがです。

日本酒はロマンも大切ですし、すべてを新しくする必要はありません。でも常に時代や人々の感覚は変化していますから、業界もどんどん新しいことに取り組んで、酒蔵側も消費者側も両方で「あ、これなんか面白いね!」と純粋に感じられる“ハマる場所”がひとつでも見つかると、「日本酒っていいかも」に繋がるのでしょう。そして日本酒と面白いものとを組み合わせていけたら、それこそが“イマのお酒の楽しみ方”なのかもしれません。
10月26日の「enjoy 吟醸酒フェア」イベントがどんなものになるのか、どんな反応が集まるのか、今から楽しみです。

南部美人の久慈浩介社長

今月のピックアップ酒蔵

南部美人(岩手県)

創業1902(明治35)年。「南部美人」という銘柄は、昭和26年当時あまり削らず雑味が多い日本酒が多かった中で、綺麗で美しい酒を造りたい、という思いを込めて命名された。古くから良酒を醸すことで全国的にも定評のある南部杜氏のなかでも、さらに「青年卓越技能者表彰」を受けた松森氏が指揮を執る。新しい時代の新しいタイプの日本酒蔵として、日本酒、クラフトジン、リキュール全てで数々の賞を受賞している名酒蔵だ。

以上

庄司酒店発刊「リカーズ」連載日本酒コラム
関友美の「そうだ。日本酒を飲もう。」10月号より

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