人情について考える
情が深い人というのは、一般的に良い人とされています。
一方で、非効率的だと言う人もおられます。
人情を優先すると、自分よりも他者を優先する機会が増えるので、効率が悪く見えるのでしょう。
非効率的であるにも関わらず、他者を思って動くからこそ、良い人と思われるのかもしれません。
ですが、教義を理解すれば、他者への行いが自身に影響を与えるとわかります。
他者を優先することこそ、効率的なやり方と言えるのです。
このような因果律を証明した、輝の会教義の価値の高さをご理解いただきたいと思います。
では、積徳のみを考えた生き方をするとどうでしょうか。
機械のように余計な感情は持たず、徳が物事の判断基準となり、積徳だけのために生活をします。
一見すると、効率の良い生き方のようですが、やり過ぎると分離の意識を強めると考えられます。
私達が日常的に思うこと、考えることは、極めて強いエネルギーです。
積徳行為をしていても、自分のことばかり考えていては、結果的に一体化や調和からはかけ離れてしまいます。
教義では、一体化と個性、それぞれの重要性を説明しています。
私達が社会生活をバランス良く送るために、人情というのは、必要不可欠ではないでしょうか。
例えば、本当に辛く、苦しい時に、他人に「頑張れ」と言われても、心には響かないでしょう。
しかし、目の前で、幼い子供が飢えていたらどうでしょうか。
そのままにしていたら、亡くなってしまうかもしれません。
きっと、その子のために頑張ることができるはずです。
先に話した通り、今の常識では、他者のために自分の身を削るのは非効率的であり、損をしているだけと考えられてしまいます。
それでも、私達は他者のために動くことができます。
他人を思い、大切にする心を持っています。
心の奥底で、何が本当に正しいかを知っているはずです。
悩んだ時や困った時、人情を大切にすれば、正しい選択ができるのではないでしょうか。
また、積徳の概念が広まれば、自分のために他者を助けることが当たり前となります。
従来の宗教が主張していた一体化の重要性、
私達が心の奥底で感じている思いやりや人情、
これらが科学理論となり、
社会の形は大きく、新しく進化します。
あとは広めるだけです。
是非、多くの方に知っていただきたいと思います。
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