キャプテンとしての第一歩/長澤日桜里①
企業スポーツチームのキャプテン。
様々な年齢層が揃うチームで、
選手たちを同じ方向へ向かせること。
その難しさは、中学・高校のそれと、
少し違うかもしれません。
積水化学女子陸上競技部の新キャプテンに
就任した長澤日桜里選手もまた、
手探りで周りに支えられながら、
理想の形を探っていこうとしています。
最終的にはみんなで一つになれた
積水化学のチームとしては駅伝2連覇を
大きな目標として、取り組んだ一年。
結果は2位でしたが、時間の経過とともに
チーム状況が良くなっていく感覚が、
長澤選手にはありました。
「駅伝直前になって怪我人が増えたり、うまくいかないところも多かったですが、最終的にはみんなで一つになれたのかなと思っています。2位という結果にみんな悔しさを感じていましたが、直前ではなく、もっとシーズン前半からまとまりがあるチームになっていたら、もう少し優勝に近づけていたかなと、私自身は思っています」
長澤選手個人においても、
怪我で出遅れたのは反省点となりました。
「シーズン前半は怪我をしていて、今年初めて出た大会が7月のホクレンでした。3000mで自己ベストを出せたのは良かったし、夏以降は練習も継続できて良かったです。5000mは1回自己ベストを更新しましたが、目指していた16分切りを達成できなかったのは残念でした。駅伝はメンバー入りするためのアピールも、ちょっと足りなかったかなと思います」
評価されたコミュニケーション力
できたことも、できなかったこともあった、この一年。
その中で駅伝直前に、チームからひとつの打診を
長澤選手は受けることになります。
それが、キャプテン就任の相談でした。
「駅伝の数日前に言われたのですが、『え?』っていう感じでしたね。私で本当に務まるのかなっていうのはあったので、少し返事までお時間をいただいた感じです」
キャプテンの役割も当然、
任せられると思う人にしか、相談は来ません。
自分のどこが評価されたと思うか、
彼女に聞きました。
「みんなとコミュニケーションが一番取れていると思うと、その時に言われたので、その部分が大きいのかなと思っています」
突然の話に、一部戸惑いもあった長澤選手。
駅伝後には、受ける決意を
固めることになりますが、
その決断の裏側には、
仲間の心強いサポートがあったのです。
➡VOL.2へ続く
文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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