それぞれに課題と手ごたえ。ホクレンDCに挑む選手たち
陸上長距離において、夏の恒例大会となっている
「ホクレン・ディスタンスチャレンジ(ホクレンDC)」。
毎年7月、北海道内を転戦しながら行われるこの大会。
今年は、北見市、網走市、深川市、士別市、千歳市の
5会場で開催されています。
なお、今回のホクレンDCでは、
選手の好記録を後押しするため、
5大会で電子ペーサー導入に向けた
クラウドファンディングを実施。
今回は選手と一緒に、ペース別に設定された
グリーン、レッド、ホワイトの
ウェーブライト(ペーシングライト)が光るなど、
様々な試みが取り入れられています。
戦略的な走りを見せた佐藤選手
積水化学陸上競技部からも、
大会に複数選手が参加。
7月1日(土)の士別大会で
チームの口火をきったのは、
女子3000mAに出場した佐々木梨七選手。
先頭に選手3名が飛び出す中、
2つめの集団後方~第3集団前方あたりで
レースに対応した佐々木選手。
最終的には14着、9分26秒12でフィニッシュしました。
同日の女子1500mAには、楠莉奈選手が出場。
全体の中盤につけてペースをキープして、
7着フィニッシュで締めくくりました。
そして、女子10000mに
出場したのは佐藤早也伽選手。
すでに日が落ち、暗い中で行われたレースは、
マラソン練習を進める佐藤選手にとって、
どんな戦略で10000mを走り切るか、
テーマを設定しての試合。
序盤は、先頭集団中盤に位置取り、
レースを進めていきます。
その後、本領を発揮したのは、9000m付近。
信櫻空選手(パナソニック)が先頭を走る中、
しっかり後ろについて、前を交わしてトップへ。
残り2周でペースをあげて、1位フィニッシュ。
32分38秒71でまとめて、冷静さを見せました。
見事な、8000mのペースにあわせた走り、
残り2000mでのビルドアップと、
試合巧者ぶりを見せた佐藤選手。
優勝後は「久しぶりのレースでしたが、
マラソン練習を進める中でも目標通り
走ることができてよかったです」と話しました。
大詰めを迎える大会
続く、7月5日の深川大会では、
好調をキープする佐藤選手が、
女子5000mに出場。
16分00秒27で3着に入り、
順調な仕上がりを見せます。
そして、7月8日ホクレンDC
網走大会には3選手が出場。
女子3000mに出場したのは楠選手と、
ルーキーの松本明莉選手。
集団中盤につけた2人は、
徐々にペースがあがる中、楠選手が10位前後をキープ。
少し遅れた松本選手は、後方集団でレースを進めます。
最終的には、楠選手が9着(9分13秒11)、
松本選手が22着(9分39秒94)に入ってフィニッシュ。
それぞれが課題と手ごたえを掴む
結果になりました。
さらに女子5000mに出場した佐々木選手は、
廣中璃梨佳(JP日本郵政G)選手が飛び出す中、
全体中盤からレースを展開。
最終的に、16分13秒89で13着に入りました。
来週まで続く大会は、いよいよ大詰め。
最終戦となる第5戦 7月15日(土)千歳大会
(千歳市青葉陸上競技場)には、
新谷・鍋島・松本が出場予定!
ぜひ、ご期待ください!