「あなたがキャプテンで良かった」を目指して/長澤日桜里②
クイーンズ駅伝直前に、
キャプテン就任の打診を受けた長澤日桜里選手。
返事は駅伝後まで待ってもらうことにしましたが、
駅伝を走り終えたあと、
支えてくれる仲間からの言葉が、
彼女の気持ちを後押ししました。
すぐ相談乗るし、いつでも連絡して
「駅伝の日に、以前のキャプテンだったユウキさん(宇田川侑希)が応援に来てくれていたんです。ちょっと話して『私ができたんだからできるよ。大丈夫だよ』と、すごく励ましてもらいました。『キャプテンになって大変なことあったら、すぐ相談乗るし、いつでも連絡してきて』って言われたのが、私の中でも心強かったです」
自分がチームに入ったときから
キャプテンを務めていた宇田川さん。
約2年間、彼女のキャプテンぶりを
見てきて、思い描く理想像は、
やはり彼女の振る舞いです。
「ミーティングの進め方が上手だったり、みんなをまとめる姿を見ていて、すごいなと思いましたし、”ユウキさんがキャプテンで良かった”という気持ちもありました。だから、私も目指すのはユウキさんみたいなキャプテン。みんなに気配りできて優しい、そんな人を目指したいなと思っています」
チームのことを知って、まとまる
そして駅伝後の12月頭、野口英盛監督から
長澤選手の新キャプテン就任が発表されました。
同期の仲間、佐々木梨七選手、
弟子丸小春選手からも「いつでも相談して」
「一緒に頑張ろう」など暖かい言葉をもらいました。
キャプテンを務めるにあたって、
今後意識したいのは、やっぱり自分の得意な
コミュニケーションです。
「去年は1年間キャプテン不在でしたが、以前は選手だけで集まってミーティングしたり、みんなの今の状況やどう思っているのか、わかりやすい部分があった。今年は集める人がいなかったのもあって、“みんな今どういう感じなんだろう”みたいな時が多かった気もしています」
当然、みんなの全部を知れば
いいということではありません。
ただ、チームの現状を知るだけで視野が広がる。
そんな面もあるだろうと、長澤選手は話します。
「あの選手が今は怪我していて、こんなメニューを頑張っている。だから私も頑張ろうとか、そう思えたら、みんなでまとまっていけるかなと思っています。私は結構、人と話すのが好きなタイプ。でも、それが苦手な人もいると思うから、私が誰かに話してそこから話が広がって、普段からコミュニケーションが取れるようなチームになれたらいいなと思っています」
誰かに支えられて、誰かを支える
キャプテンになる決意を固められたのは、
宇田川さんの言葉に加えて、
同期3人で助けあっていけるかなと思ったのも、
大きな要因でした。
「相談できる相手がいるのは、すごく心強いなって思います。最終的には”長澤さんがキャプテンで良かった”と思われるようなキャプテンになっていきたいので、これからも応援よろしくお願いします」
と話す長澤選手。
誰かに支えられるキャプテンだからこそ、
誰かを支えるキャプテンに。
自分なりに時間をかけて、
その理想像を目指していきます。
文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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