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緊張を力に変えて

緊張の受け止め方は、人それぞれ。
緊張で身体がかたくなる人もいれば、
本領発揮のため必要なものと捉える人もいます。
いずれにしても、重要なのは、
それを力に変える、ということでしょう。

練習通りにはできた

7月3日(日)の日体大長距離競技会に
出場した田浦英理歌たのうらえりか選手。
3000m3組に出場すると、
2000mまでは集団について対応。
最後の1周でペースをあげて、
1着でフィニッシュ。
9分21秒26の自己ベストを更新しました。

ある程度、狙った成果を得たレース。
その中でも、本人は反省を口にします。
「練習通りにできたかなと思っています。ただ、イメージとしては2000mまでついて、ラストを1000mでペースをあげられたらと思っていました。でも、出られずに終わったので、ちょっと後悔が残っています」

入社当初から怪我をしていた田浦選手は、
ここまで状態を見ながら練習を継続。
当初はこの試合も出場しない予定でした。
それでも状態を見て、野口英盛のぐちひでもり監督と
話しながら出場を検討。
現時点でどのぐらい走れるのか、
確認の意味を込めて参加したレースでした。

「夏からポイント練習を始めようとか思ってたんですけど、早めにポイント練習もこなせていたので、ここで試合に一度出てみるかどうか、監督と相談して出場を決めました。今回は順位ではなく、タイムを出すのを狙っていたので、手応えは感じています」
と、自信を深めます。

心強い存在

4月に入社した田浦選手は、
今回のレースが社会人初戦。
「緊張したかどうか」の質問に、
「はい」と素直に答えます。

「元々大学の時もすごく緊張するタイプなので、それが継続されてる感じですね(笑)」

緊張を力に変えられる選手。
大学時代も追い込まれた状況で、
力を発揮していた彼女らしい答えです。
そして、共に頑張れる仲間も、重要な存在。

「同じ大会で同期(道清愛紗どうせいあいーしゃ)も一緒に走っていて、2人で頑張ろうっていうのを話してました。そういう存在がいるのは心強いですね」


まだ、アスリートとしてのキャリアは始まったばかり。

「今はまだ3000mしか走れていないので、これから距離を伸ばして5000mや10000mなどのもっと長い距離に挑戦していきたいです。その先には駅伝があるので、走りきれるような体力や持久力とか、スピードをさらに磨き上げていきたいと思っています」

これからの田浦選手が、
どう強くなっていくのかご期待ください。



文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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