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私にかけてくれる人がいるから

「そうですね。結果としては惨敗だったなと思います」
そんな言葉から、新谷仁美選手の
レース後コメントは始まりました。

練習の成果が発揮できなかった

山口県で行われた全日本実業団陸上2024。
新谷選手は、3日目に行われた5000mに出場。
外国人選手たちと4人でトップ集団を形成し、
途中では先頭に立つなど、実力を示します。

最終的には、15分14秒18で4位フィニッシュ。
日本人トップは獲得しましたが、
本人は「惨敗だった」と評価します。

「私が今後マラソンで日本記録にもう1度チャレンジする中で、今の時点で5000mは15分フラット(の記録)を出さなければ、 私が必要とする5000mのタイムをクリアすることはできないなと思っていました」

自身の今後を見据えて走った大会で、
目標としていたパフォーマンスに届かなかった。
その悔しさを口にします。

「横田コーチと話して、自分にとってのマラソン、今後に向けて何が必要か考え、目標を立てて共有し、練習を組み立ててもらってやってきました。それでも、あまり練習の成果が発揮できなかったのが、自分自身、残念だなと思います」

結果が出せていなくても、私にかけてくれる人がいる

次のクイーンズ駅伝でも結果を残して、
マラソンの記録にチャレンジする。
そのための道筋を、新谷選手は
今から描いています。

「今大会も15分を出すための練習はしてきたのですが、まだマラソン練習は全然していません。私にとっては、トラックのスピードからマラソンに移行した方がいい。そう、決めつけてはいないんですけど、それがマラソンでタイムを狙う上では必要な手段だったので、だからこそ今回は、ターゲットタイムも含めて(出せるタイミングが)今しかなかった。だから、しっかりヒューストンマラソンの前にしっかり勝ちたかった、というのがあります」

そう話して、翌年1月のヒューストンマラソンを
目標にしていることを話しました。

マラソンの記録にこだわるのは、
何より、結果を出して期待に応えたいから。

「3年ぐらいマラソンの日本記録を目標にしてきましたけど、これだけ長い期間、結果が一つも出せていない中で、私にかけてくださっている人がいる。何の保証もないのに、記録を出せるかもわからないのに、本当に私以上に諦めないで、私についてくださってる人たちがいる」

「都度強力なサポートで、(記録更新を)祈ってくれるからこそ、やっぱり私はどうしても、この結果を出したい。結果でしか私は返せないので、 それで返していきたいなと思います」

諦めない限り、続いていく挑戦。
今シーズンこそは、その期待に応えるべく、
新谷選手はさらに強さを増していきます。


文・写真:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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