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新しい挑戦をしてみたかった/佐藤早也伽①

いつの日も、前へ進むために
挑戦することが、新たな可能性を
切り開く、ヒントになります。

2020年からマラソン挑戦を始め、
初レースで2時間23分27秒と、
初マラソン日本歴代6位(当時)の
記録を残した佐藤早也伽選手。

その後、なかなか自己ベストを
更新できないレースが続きましたが、
今年9/25のベルリンマラソンでは、
ついに2時間22分13秒の自己新をマーク。

その背景には、自ら求めた
挑戦がありました。

1年に2回マラソンを走る

通例であれば、毎年1回、
駅伝後の年明け1~3月の間で、
マラソンに挑戦していた佐藤選手。

しかし、今回は来年開催される
パリ五輪代表の選考レース
「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」を
見据えて、新たな挑戦をすることに決めました。

「今回の目的としては、今まで1年に1度しかマラソンに出場したことがなかったので、1年に2回マラソンを走るという、新しい挑戦をしてみたいなと思って出場しました」

自分で希望して決めたベルリンマラソン出場。
彼女にとっては夏場のマラソンも、
初めての経験になります。

「来年の秋にあるMGCに向けて、夏のマラソン練習も体験してみたいな、という思いもありました。暑い季節に長い時間・長い距離の練習をするのは、体へのダメージも大きいのではないかと、不安がちょっとありましたね。実際は、冬に比べると練習ではそこまで追い込めませんでしたが、ポイント練習では良い手応えもありました」

少しずつ掴んだヒントを、確実に力に。
100%ではなかったとしても、良い準備を経て、
佐藤選手はベルリンへ向けて旅立ちます。

挑戦を支えてくれた人たち

年2回のマラソンに加えて、
彼女にとって初めての海外マラソン。
心配がなかったと言えば、嘘になります。
それを支えてくれたのは周囲のサポートでした。

「不安はあったんですけど、変なプレッシャーとかはなかったので、あまりストレスを感じることなく走れたのは良かったです」

特に支えになったのは、
英語が堪能でトレーナー兼通訳の
役割も果たしくれた豊増トレーナー、
3食にわたって日本食を提供してくれた、
松谷管理栄養士の存在です。

「ドイツに行ったのは始めてで、ドイツ語も全然読めなくて大変だったんですけど、トレーナーさんがすごく英語を喋れる方だったので、色々教えてもらえたのは心強かったです。食事面に関しても、全然知らない土地で、3食提供していただいたのは、すごく心強かったです」


ひとつの挑戦を終えて思うのは、
本当にたくさんの人々に支えてもらえたこと。

「選手は私1人だけでしたが、野口英盛監督をはじめ海外までトレーナーさんや栄養士さんも一緒に帯同していただきました。すべての選手がそういったサポートを受けられるわけではないので、本当にたくさんサポートしていただいたのは有難かったなと思います」

リラックスして振り返ると、
街の美しさにも改めて気づきました。

「あまり走ってる時はわからなかったんですけど、後から撮った写真とかを見たら、”こんな綺麗だったんだな”って気づきました(笑)」
と笑います。

➡VOL.2へ続く


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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