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その時は自分を信じることができる

クイーンズ駅伝2023で、
2回目の優勝を飾った積水化学。
3区の佐藤早也伽選手から、タスキを受けたのは
佐々木梨七選手でした。

トップでタスキを受けた佐々木選手は、
速いペースでレースを進めて、後方との差を拡大。
2位との差を3秒から16秒に拡げて、
5区 新谷仁美にタスキを渡す、
重要な役割を果たしました。

外国人選手が走ることができる
インターナショナル区間において7位、
日本人選手の中では1位となった、
この活躍が大きく優勝を手繰り寄せる
要因になったとも言えます。

本人も「昨年度は準優勝でとても悔しい想いをしましたが、今年は前にも後ろにも心強い先輩たちがいてくださったので、自分らしく”のびのび”と走れました」と話します。

思った通りの走りができた

野口英盛監督が、メンバー選考において
「最後まで悩んだけど一番強い走りをしていたから」と
望みを託して決めた4区の佐々木選手。

その期待に応えて、佐々木選手は
先頭でタスキを受けると
序盤からハイペースで飛ばします。

「目標としては3km9分20秒くらいでの通過を目指していました。駅伝前の合宿でも同じような練習をしたので、それをイメージして、最初からどんどん突っ込んで走ることを意識していました」

元々3000m前後の距離では、日本選手権などでも
国内トップ選手に対して遜色ない走りができる選手。
過去2年は駅伝でもアンカーを任され、
トップでも安定した走りを見せており、
駅伝での強さは彼女の持ち味です。

「さやかさん(佐藤)がトップ でタスキを運んできてくれて、今までも先頭で走るのは経験しているので、自分の思った通りに走ることができました」と、彼女も想定通りの走りができたと、自身を評価しました。

強いところで戦えるのはこういう選手

4区で佐々木選手の付き添いを務めた、
長澤日桜里選手も、彼女の振る舞いに
勝負強さを感じたと言います。

「今大会は、同期でもある佐々木梨七ちゃんの付き添いをしましたが、彼女はいつも通り、普段と同じような感じで喋ったり、緊張するそぶりも見せずに明るく走り出していきました。その姿を見て、やっぱり強いところで戦える選手はこういう選手なんだなって、身をもって感じました」

駅伝などで、周りの選手と競いながら
走ることで力を発揮する選手もいれば、
単独で走るのが、好きな選手もいます。

単独走でも強さを発揮できる理由を、
佐々木選手は、こう話しました。

「集団になると、周りの選手の表情や走りが見えてしまうので、それが自分自身の焦りにつながってしまうんですけど、1人になると当然、自分しかいない。今までやってきたことに対して、しっかりした自信があれば、その時は自分を信じることができる。そういう気持ちを持って走れるので、一人のの方が走りやすいな、と思います」


強い気持ちで、自分を信じて、
自分の役割を果たした佐々木選手。
その貢献は、チームにとって非常に大きなものでした。



文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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