せきしろ

「いつ書けなくなってしまうかわからないよなあ」と思いながら、書かない時の方が多い。

せきしろ

「いつ書けなくなってしまうかわからないよなあ」と思いながら、書かない時の方が多い。

マガジン

  • 帰り支度

    2024.9.30からの日記です。

  • 自由律俳句集刊行記念期間限定日記

    句集刊行記念の期間限定日記です。

  • 日記

    日記です。

  • 智恵子以外の人の抄

    詩。

  • 蛇足について

    不必要なものとされる蛇足という行為の利点について書いています。 数年前の講演会で話したことや90年代からずっと言い続けてきたことが元になってます。

最近の記事

2024.10.5『もったいなくない』

「こんなこと言われてましたよ」とか「こんなこと書かれてましたよ」といちいち悪口を報告しにくる人の心理は知る由もないが、こちらは「ああ、そうなんだ」と平気を装わなければいけない。この労力がかなりのものであることを、報告してくる人は知らない。 「そんなこと気にしてたら時間がもったいないよ」と励ましてくれる人もいるが、こっちは家にいる時ほぼ横になってて飲みに行く時だけ起きるような生活だからまったくもったいなくない。 今週は一行も書いていない。

    • 2024.10.4『だからもうだめ』

      降りたことのない駅で降り、写真を撮った。 写真を撮りながら「なんで写真撮ってるんだろ」と考えてしまったが、ふとそうなることは昔から良くあることなので、頭の中にその思いを残したまま撮り続けた。ちなみにカメラに関してはほぼ知識がなくて、設定をいじらず使っている。 歩きながら良い想像をしてしまい、楽しくなってそれが膨らんだ。一回良い想像をしてしまうとほとんどのことは逆になる。だからもうだめだ。

      • 2024.10.3『返事はない』

        なにかしなければいけない気持ちだけはあって、過去に書き殴った短編を集めて直してみたが、特に発表する場所もなく、これを誰が喜ぶのだろうと考えてしまい、パソコンに保存して終わった。 とにかく自己肯定感が低いから、なんのために書いているのかわからなくなる。自分が何かしてどうなるのか。 知り合いが体調を崩したようで、なにかしてあげたいが、それも当然自分がすることではなく、ただのでしゃばりだ。 結局自分はなにをやれば良いか、死んだ友人に問いかけてみるが、もちろん返事はない。 その友人と

        • 2024.10.2『無理してでも』

          何もせずに自分の考えや思い、気持ちなどが相手に伝わるわけがない。かと言って言葉にするのも得意ではないので、結局伝わらなくても我慢するしかない。 強がって生きる。今までそうしてきたのだから、あと少しくらいはできるだろう。無理してでも。

        2024.10.5『もったいなくない』

        マガジン

        • 帰り支度
          6本
        • 自由律俳句集刊行記念期間限定日記
          42本
        • 日記
          361本
        • 智恵子以外の人の抄
          39本
        • 蛇足について
          11本

        記事

          2024.10.1『つまらないと言われるために書く』

          気力はないが、書きかけのものは終わらせたいと思っている。 現在執筆途中になっている ・小説 ・芸人の本 ・紀行文 はなんとか書き終えたい。 小説はコロナ前に書き始めたもので、もう何年も手付かずになっている。書きたいこと書いているが売れないことは目に見えている。 芸人の本は、私に笑いを与えてくれた人たちとの思い出を綴っている。もういなくなった人もいるし、過去のことを思い出しながらの作業なので、感傷的になりなかなか進まない。 紀行文はネタが溜まっている状態でアウトプットの方

          2024.10.1『つまらないと言われるために書く』

          2024.9.30『帰り支度』

          自分の創作活動に意味を見出せなくなってしまった。 これが一時的なものか、もうこのままなのかはわからない。 才能がある人たちに自分が作ってきたものを与えたいが、それは単なるエゴの押し付けなのかもしれない。 そろそろ帰り支度を始めるしかない。

          2024.9.30『帰り支度』

          2024.06.19『あとがき』

          7月に出る句集のあとがきを書いて送った。 送った後に気づいたが、誰々に感謝とか誰々にお世話になったみたいなことを一切書いてなかった。本棚にある本を何冊か取り出して見てみると、すべてのあとがきが感謝でしめられていた。まあいいかとお酒を飲んだ。

          2024.06.19『あとがき』

          2024.06.01『なんにも』

          「なるようになるか」と思いがちで、その考え方で生きてきたが、「なんにも考えてないんだな」などと言われることが多い。

          2024.06.01『なんにも』

          2024.05.31『真似をする』

          自由律俳句を作ろうと思い立った場合、最初は真似になる。私も尾崎放哉を手本とした。 自由律俳句の場合、手本が限られているが、真似して作れば良い。 そこからである。 そのままではいけない。

          2024.05.31『真似をする』

          2024.05.30『センス』

          高校卒業して上京した時、街ゆく人の着ている服が全然違うことに驚いたことがある。自分の服が随分と見窄らしく見えた。そこから私は無意識に街や電車で他人の服を見るようになった。かっこいいと思うもの、かっこわるいと思うもの、かっこいいけど自分の好みではないもの、流行っているもの、流行りそうなもの、など自分なりに見て、流行と知識を得ていった。いつしか自分なりのスタイルと好みが明確になった。 まあその私のセンスの是非は置いといて、センスはこういうことなのではないかと思う。自分なりの知識と

          2024.05.30『センス』

          2024.05.29『単語3』

          単語力をつけることのメリットはいくつかある。 そのひとつとして「表現の幅を広げる」がある。 たとえば次のような表現。 『キャンディのように甘い恋』 実にありきたりな表現であるが、甘さを感じさせる単語の置き換えによって、自分にしかできない表現が作れる。 甘さを感じさせる単語 ・和三盆 ・黒糖 ・齧ったさとうきび ・常温で熟した果実 ・茶色い斑点が現れたバナナ ・バナナの柄に遠い部分 ・ひとりっ子の親 これをキャンディと置き換えることにより、オリジナルの表現が完成

          2024.05.29『単語3』

          2024.05.28『単語2』

          おもしろみのある単語というものがある。 自分にとって、あるいは自分の周りを含めて、おもしろいとされる単語である。 それは定期的に変わるものである。 私が10代だった頃(1980年代)は「メガネ」がおもしろい単語だった。 『メガネ◯◯』みたいなネタも量産された。 今は「メガネ」はおもしろい単語ではない。

          2024.05.28『単語2』

          2024.05.27『単語』

          単語力を付けることはかなりのメリットになる。 くす玉の例のように単語の数がアイディアの数になるのならば、自分の中のストックは多いほど良い。 自由律俳句はもちろん、コピー、戯曲、小説、コント、どれでも使うのは単語である。 一見「語彙」と同じに見えるが、決して同義ではない。

          2024.05.27『単語』

          2024.05.26『さらに考える』

          ①固体 ②液体 ③気体 ④その他 ①は現実的であり、②③④と進むにしたがってファンタジー色が強くなる。あるいはリリカルやエモーショナルに変化していく。 『くす玉の中には秘伝のソースが入っていた』  『くす玉の中には夕立が降り始めた時の香りが入っていた』 『くす玉の中には声が入っていた』  このようにジャンルの違うフレーズが生まれる。 現実的なものがよいのか、そうではないのか。自分の好み、あるいは得意分野が明確になっていくだろう。

          2024.05.26『さらに考える』

          2023.05.25『まだ考える』

          くす玉の中身を考え続ける。 様々なものが思い浮かぶだろうが、これらは4つに分類される。 ①固体 木の実、ひとし君人形、びっくりドンキーのメニュー、メントス ②液体 硬水、結露した水分、秘伝ソース、川越シェフの水 ③気体 高原の空気、カレーの匂い、夕立が降り始めた時の香り ④その他 思い出、声、希望 これらも分類する必要がないのに分けてみる。すると少しだけなにかやった気持ちになれる。

          2023.05.25『まだ考える』

          2023.05.24『それでも』

          それでもくす玉の中身を考える。 遺言状 実印 自転車の鍵 人間ドックの結果 しその葉 パチスロ店のティッシュ コートの予備のボタン こうして考えたものが何かの素になる。そう信じていないと消えてしまうだろう。

          2023.05.24『それでも』