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一歩踏み出したらお役に立てた出来事

台湾で日本料理店を経営している飲食店主 兼0スタート応援カウンセラーのせきさんです。

今の現状を変えたい、人生で新たなステップを踏み出したいと思っている方へ、私自身の経験を伝えながら皆さんの背中を後押し出来るような情報を発信しています。

少し前の話になりますが、2月の半ばに日本に一時帰国をした時のある出来事を紹介したいと思います。

1.駅から帰るバスの中で

私は駅から実家に帰るため路線バスに乗っていました。
二人掛けの席に僕と隣に男性の方が一人、その前の列に女性の方が二人座っていました。
発車して5分後くらい経ったころ、前列の女性の方がかばんの中を覗き込み、次第に「えっ⁉えっ⁉」という仕草を取り始めたのです。

何か変だなと思って様子を見ていると、椅子の周りを見回したり隣の人に声を掛けようか掛けまいかとしていたので、僕は無意識にその女性の方に「どうされましたか?」と声を掛けました。

返答は「スマホが無いんです…」と。

その時になって、隣の方と僕が席の周りを探し始めました。
しかしながらスマホらしきものは見当たりません。

2.走行中の車内でとっさに取った行動

そこで僕は走行中の車内で床に膝をつき、椅子の下を見てみました。

「何か見えます!何かは分からないですが物があります!」

僕は隣にいた男性の方に椅子の下に手を入れてもらって、物を取り出してもらったところ、それは何とその女性の方のスマホでした。

「ありがとうございます、ありがとうございます…」

とお礼を言われ、その方が買っていたお菓子をくれると仰っていただいたのですが、丁重にお断りして僕が先にバスを降りました。

3.もし一歩踏み出せる自分でなかったら

僕は元々見ず知らずの人に自分から声を掛けるなどなかなか出来る人ではありませんでした。しかも静かなバスの車内で女性の方に声を掛けて「変な人だと思われたらどうしよう」なんてことも当然思ったりします。

でも踏み出して結果的にお役に立てたのです。
もしあの時、自分が”困っていそうな人に声を掛ける”という行動を取っていなかったら、あの方は警察に届け出るか、バス会社に届け出るか、スマホを買い直すかになっていたかも知れません。どちらにしても大変な精神的負担になっていたと思います。

自分にとっての小さな行動が、相手の方の大きな助けになる場合もあります。思い切って一歩踏み出すことは誰かの役にも立てるのです。

これは本当に一例ですが、僕は思いを伝えあう「対話」という活動を通じて、もっともっと円滑で生きやすい社会を作り出したいと思っています。

その実現には、安全安心で自分を出せる場所と味方になる人が必要です

4.「対話」を重ねて自分を変える

「100%味方でいてくれる人」と深くつながり「対話」を重ねる。
これは自分の人生物語を自分の力で変える大切な方法だと感じています。

そういう人が身近にいないという方、ぜひカウンセラーの力を借りてみるのもいいのではないでしょうか。

今日はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございます。


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