見出し画像

全国大会に行ってきた。

長男チームの試合観戦で全国大会に行ってきた。

晴天に恵まれ、気持ちの良い試合観戦。でも行くまでが大変だった。

泊まりがけの遠征準備は大変だ。

長男にとって人生初の泊まりがけ遠征。
その準備に出発前の1週間近くバタバタしていた。

何を持っていくのか、どうやって持っていくのか。買い足さないといけないものは何か。選手たちはどんなスケジュールで動くのか。

コロナ禍で様々な制限もあり、分からないことや悩むことは山のよう。

だからチームの母同士、毎日のように情報交換していた。

お小遣いはいくら持たせる?うちの子が言ってたけど荷物って事前に送るらしいよ?ええっ何それ聞いてない!みたいなやり取りの連続を経て、ようやく荷物を詰め、息子と共に送り出し、ほっと一息ついた。

そして私も試合の日の早朝、現地へ向かった。

でも遠征の最大の問題は荷物じゃない

いざ現地についてみて、荷物の問題なんて取るに足らなかったと思った。
最大の敵は環境の変化。簡単に言うと、いかに浮かれないか。

バスでの長距離移動。地元とは違う景色。ホテルから球場へ通うと言う慣れないスケジュールの中、平常心を維持しいつも通りにプレーする。

コロナ禍のために、食事も集団で食べることはできず、ホテルの自室で個々にお弁当を食べ、身の回りのことも自分でする。

この生活を2〜3日続けるだけでもなかなか体に負担だと思うけど、勝ち上がるほど生活は長くなって見えない疲労が蓄積していく。

全国大会って実力だけじゃなくて、こういう見えないいろんな要因が複雑に絡んで結果に繋がってる。華やかな表舞台とは違い、裏側はなかなか壮絶な世界。

こんな経験、人生に一度あるかないか。
長男は今すごくいい経験させてもらってる。

おまけ

私はチームのママと1泊2日の弾丸ツアーで2試合観戦してきた。

全国のレベルは高く、一つのミスが即失点に繋がる緊迫したシーンばかり。でもコツコツとアウトを積み重ね、淡々とゲームを進めていくレギュラーメンバーたちはむちゃくちゃかっこよかった。

あのグランドでプレーできず、スタンドで応援することしかできない悔しさが長男にはあると思うけど、彼らと過ごすこの奇跡のような日々は人生の財産だ。

あぁ、現地に決勝戦までずっといたいと本音では思いつつ、次男の世話もあるし、仕方ないと名残を惜しみながら新幹線に乗った。

素敵なチームメイトに恵まれて、長男は幸せだ。
このチームで1日でも長く、1試合でも多く、みんなで試合ができますように。

野球好きな母が日々感じたことを綴ってます。何かのお役に立てたら幸いです。