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ブライトンの通信簿 20-21プレミアリーグ

こんにちは、セキモクです。
今回は、プレミアリーグ20-21シーズンのブライトンの試合を、DAZNでほぼ全試合観戦してきた私が、監督と各選手の寸評を書いていきたいと思います。

評価は通信簿的に、星5が一番良くて星1が一番悪いという感じで書いていきます。出場数が少ない(5回以下)の選手は省いていきます。


ちなみに、youtubeのプレイリストで、今シーズンのブライトンの試合ハイライトをまとめていますので、良かったらぜひ。



目次
1.ゴールキーパー編
2.ディフェンダー編
3.ミッドフィルダー編
4.フォワード編
5.監督編
6.シーズンMVP&まとめ


1.ゴールキーパー編

背番号26:ロベルト・サンチェス
評価:★★★★☆
シーズン序盤に、マシュー・ライアンから正守護神の座を奪ったスペイン代表GK。足元の技術に優れているため、ビルドアップで貢献できるのが強み。シュートストップも高水準なパフォーマンスたが、ハイボールの処理などハンドリングに不安が残る場面もある。

背番号1:マシュー・ライアン
評価:★★☆☆☆
シーズン序盤はゴールマウスを守っていたが、サンチェスにポジションを奪われる形に。加入して以来ブライトンの守護神として支えてきたが、足元の技術が低いため、序列が低下。1月の移籍市場でアーセナルへとレンタル移籍。


2.ディフェンダー編

背番号2:タリック・ランプティ
メインポジション:右WB
評価:★★★★☆
シーズン序盤のブライトンを支えた若手SB。スピードと積極的な攻撃参加が持ち味で、何度もチャンスを演出した。スピードがあるため、守備でも活躍。怪我でシーズン途中から離脱していたので星4つ。

背番号3:ベン・ホワイト
メインポジション:右CB
評価:★★★★☆
リーズへのレンタル移籍から帰ってきた期待の若手。キック精度が優れていて、ロングフィードが得意。ドリブルで持ち運ぶシーンも多く、攻撃的なCB。守備対応も高水準。移籍しないでほしい。

背番号4:アダム・ウェブスター
メインポジション:左CB
評価:★★★★☆
怪我をしていた時期もあったが、シーズン通してブライトンを支えたCB。ドリブルで持ち運ぶシーンが多く、プレスをかけられても繋ぐ意識が強い選手。繋ぐ意識が強すぎてピンチを招く場面もある。

背番号5:ルイス・ダンク
メインポジション:中央CB
評価:★★★★★
ブライトンの頼れるキャプテン。シーズン序盤は楔のパスやロングフィードの精度がイマイチだったが、今では良いパスを出せる現代型のCBに。攻守において貢献できる絶対的な存在。空中戦も強く、シーズン5ゴールはチーム3位タイ。

背番号33:ダン・バーン
メインポジション:左WB、左CB
評価:★★★★☆
左サイドをダイナミックに駆け上がる大型DF。オーバーラップやインナーラップを果敢に仕掛ける印象。身長が高いので、キックオフの際やビルドアップに行き詰まった時は、ロングボールのターゲットになる重要な選手。スピードはないため、守備対応は後手になりがち。

背番号34:ヨエル・フェルトマン
メインポジション:右CB、右WB
評価:★★★★☆
今シーズンからブライトンに加入した器用なDF。身長が高いわけでも、スピードがあるわけでもないが、安定感のあるパフォーマンスを見せる、いぶし銀。シーズン序盤は攻撃時の貢献度が低いWBという印象だったが、攻撃参加のタイミングが良くなり、ランプティとはまた違うタイプのWBとして機能した。


3.ミッドフィルダー編

背番号8:イヴ・ビスマ
メインポジション:CMF、DMF
評価:★★★★★
守備的なMFとして、ブライトンに欠かせない選手。ボール奪取能力が1番の強みだが、ボールの配給や相手のプレスを回避する場面でも安定感のあるプレーを見せた。移籍しないでほしいpart2。

背番号10:マック・アリスター
メインポジション:OMF
評価:★★★★☆
ブライトンでは貴重な攻撃で違いを生み出せる選手。技術が高く、狭いスペースでもボールをキープできる。シュート意識が高さや質の高いチャンスメイク能力を持ち合わせている。フィジカル的に弱さが目立つ場面もあるが、献身的に守備も行う。
個人的に1番好きな選手。顔がメッシに似ている気がする。

背番号13:パスカル・グロス
メインポジション:CMF
評価:★★★★★
ブライトンの心臓。フィジカル的に優れているわけではないが、よく走り攻守に渡って貢献度が高い。特にビルドアップやボールの配給が優れていて、グロスがいる時はスムーズにボールが回る印象。地味だが欠かすことのできない選手。クライフターンをよくやる。

背番号14:アダム・ララーナ
メインポジション:OMF、CMF
評価:★★★★☆
走れるイケおじファンタジスタ。今シーズンからリヴァプール退団後フリーで加入。攻守の切り替えの早さやバイタルエリアでのチャンスメイクなど、らしいプレーを発揮。味方にコーチングをしているような場面も多く、プレー以外でも貢献してくれた。怪我がちなのは相変わらず。

背番号15:ヤクブ・モダー
メインポジション:CMF、左SH
評価:★★★☆☆
シーズン途中から加入したポーランド代表MF。出場機会を得ると、好パフォーマンスを発揮し、早々に監督の信頼を獲得。派手さはないが、良い判断力を持ち、適切かつシンプルなプレーができる。

背番号17:スティーブン・アルザテ
メインポジション:CMF
評価:★★☆☆☆
シーズン開幕戦からスタメンに抜擢されたが、シーズンを通して目立ったような活躍はできなかった。体格的には優れているが、ボール奪取能力やボールの配給に強みがあるわけではないので、器用貧乏なイメージ。

背番号20:ソリー・マーチ
メインポジション:左WB、左SH
評価:★★☆☆☆
左WBとして安定感のあるプレーを見せていたが、シーズン途中から怪我で離脱。攻撃参加のタイミングは良いが、逆足の精度が悪く、右足を使ったプレーの選択肢が少ない印象。

背番号24:デイヴィ・プレパー
メインポジション:CMF
評価:★★★☆☆
ボールを引き出し、シンプルにボールを散らしながら、攻撃のリズムを作り出す選手。空いたスペースへの飛び出しも持ち味の1つ。守備強度は低く、少し物足りない印象。


4.フォワード編

背番号11:レアンドロ・トロサール
メインポジション:攻撃的なポジションならどこでも
評価:★★★☆☆
ブライトンの攻撃の主軸。ブライトンが質的優位を作れるのはこの選手しかいないと言っても過言では無い。ボールを貰おうとする意識が強く、ボールサイドに寄ってビルドアップから関わる場面も多い。両足が使えるのでどこに置いてもプレーできる。何度もポストを叩くシーンがあったので、シュート精度の向上に期待。

背番号7:アーロン・コノリー
メインポジション:CF
評価:★★★☆☆
岡崎慎司選手のようにチェイシングやポストプレーなど、泥臭いプレーでチームに貢献できる選手。動き出してボールを引き出したり、相手DFを背負ってプレーしたり、FWらしいプレーが特徴的。シュート精度は改善の余地あり。

背番号9:ニール・モペイ
メインポジション:CF
評価:★★★☆☆
ブライトンのエースストライカー。味方との連携が上手く、献身的な守備も強み。ストライカーとしては、一人で強引にシュートまで持っていくシーンが少ない印象。チームトップの8ゴールを挙げている。

背番号16:アリレザ・ジャハンバクシュ
メインポジション:右WG、右SH
評価:★☆☆☆☆
攻撃の切り札として途中出場が多い選手。今シーズンはノーゴールに終わり、切り札としての役割は果たせなかった。個人的に右WGとして、プレミアリーグで通用するレベルではないと思っている。

背番号18:ダニー・ウェルベック
メインポジション:CF
評価:★★★★☆
シーズン途中からフリーで加入したプレミア経験豊富なFW。スピードが特徴の選手だと思っていましたが、シーズン途中から上手く味方を活かすポストプレーもできる選手へと進化。6ゴールは物足りないが、残留に大きく貢献してくれた。

背番号29:アンディ・ゼキリ
メインポジション:CF
評価:★★☆☆☆
今シーズンから加入した若手FW。先発出場が無いので評価しにくいが、9試合の途中出場でノーゴールは寂しい結果。まだまだプレミアやブライトンのスタイルに適応している段階だと思うので、今後に期待。


5.監督

グラハム・ポッター監督
評価:★★★★☆
就任2年目となるシーズンで、チーム全体にポゼッションスタイルをチームに浸透させ、残留に導いた。フォーメーションは5バックを採用することが多く、3421や532を基本に、後方から丁寧にパスを繋いで組み立てる意識と高い位置からプレスをかける意識が強い現代的なチームを作り上げた。特にロベルト・サンチェスを抜擢し、ビルドアップを安定させたのは高く評価できる。ただ、勝ちきれない試合が明らかに多く、得点力不足は最後まで解決できなかった。


6.シーズンMVP&まとめ

個人的なシーズンMVPは…イヴ・ビスマです。
今シーズンのビスマは、本当に素晴らしいパフォーマンスだったと思います。守備的MFとしては、プレミアリーグ全体で見ても、屈指の選手だと思います。移籍しないでほしいところですが、ステップアップを希望しているようなので、違うクラブへ行ってしまいそうなのが残念です。移籍しても頑張ってほしいです。
守備的な選手は全員シーズンを通して良いパフォーマンスでした。怪我も少なかったですし、感謝しかないです。フォワード勢はどうしても評価が低くなってしまいますね。やはり得点が少なすぎます。
ブライトン全体としては、とりあえず残留できたので及第点だと思います。DAZNの解説で毎回「試合内容は良いが、なかなか得点が奪えない」と毎回言われていたのが、悲しかったです。本当にブライトンの課題は、得点だけなんですよね。。。
次のシーズンは、得点力不足が解消されることを祈るばかりです。


とにかく残留できたので、ブライトンの選手や監督、スタッフなどに感謝ですね。今後もブライトンを応援していきます。
読んでいただき、ありがとうございました。

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