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某地下アイドルとの出会い⑤

推しグループのTwitterが更新されました。通常通り紫は休みです。新メンバーを加入させ、4人になったはずが、デビューライブだけ4人でそれ以降は3人での活動を余儀なくされます。3人での活動も険しい道のりで、ファンは全く増えません。見ている私から見てもつらいですが、パフォーマンスをしている本人たちが何百倍も辛いでしょう。

さらに追い打ちをかける事態が発生します。ピンクもライブを休むようになったのです。新メンバーとして加入した2人が数か月も経たずに実質的な活動休止。リーダーである赤、オリジナルメンバーである青はこの件に関して口を閉ざしたままです。そしてその数週間後、Twitterにて「新メンバー2人の契約解除」を発表しました。一時的な活動休止を経て新メンバーを追加し4名になったはずが、また振り出しに。

新メンバーの2人は一方的な現場放棄でした。彼女たちのやった行為は人間として間違っていることは明らかですし、許されるべきではありません。ですが彼女たちの気持ちも分かります。「アイドルにならないか?」と話をもらった時、誰しも数百人〜数千人の観客の前でパフォーマンスすることをイメージするでしょう。しかし蓋を開けてみれば、古いライブハウスで数十人しかいないオタクの前でパフォーマンスをする日々です。このような状況だとモチベーションを保つことは難しいでしょう。辞め方は褒められませんが、いずれこうなる未来しかなかったような気がします。


また2人に戻ったグループは、決断を下します。解散ではなくメンバーを追加します。新たなメンバーとして選ばれたのは、オリジナルメンバーで一度卒業した緑でした。再登板に驚きましたが、外から新たなメンバーを加入させて痛い目を見ているだけに、今回のメンバー選出は納得です。オリジナルメンバーでの活動(黄はいませんが・・・)に戻ったグループは流れに乗れるのでしょうか。

3人での活動が再開し、不穏な空気もなく活動が進みます。オタクは増えず、物販も閑古鳥が鳴く日々ですが、怒涛の脱退劇が繰り広げられた後であれば、これの方が良いのかなと思っていた矢先、更なる災難が降りかかります。グループの結成から数々のメンバーの脱退を目の当たりにし、その中でも弱音を吐かずに前に進んできたリーダー赤の休養が発表されました。数か月間は2人で活動することになります。

青と緑は、そこまで前に出て話したりするタイプではありませんし、どちらかというと後に控えているような立ち回りです。正直2人で活動できるのかと引っかかりましたが、リーダー赤が「できる」と判断してなのだろうなと自分を納得させました。2人でのパフォーマンスは多少の緊張とぎこちなさがありましたが、そつなくこなしていたように感じました。「大丈夫なのか?」という私の心配は消え去りました。


長期休養を経て、リーダーの赤が復帰します。3人になったことでパフォーマンスに安定感が出てきて、見ていて不安に思うことはなくなりましたが、相変わらずの客入りです。ここまで客入りが悪いのはなぜなのでしょうか。話は少しばかり脱線しますが、ちょっと考察してみましょう。

続く・・・


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