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コンカフェに行った話②

先日コンカフェに行き、1,500円のドリンクをテーブルに付いてくれた女の子に御馳走する作戦が失敗し大金を使った私。第二の作戦を実行するために、再度秋葉原へ繰り出します。前回同様437号線を歩いて良い店を探していると、前回行ったコンカフェの江口に出会いました。リベンジマッチなら同じ店がいいだろうと思い、江口の店に向かいます。


私のことを覚えていた江口は前回のことを話しながら、メニューの説明をしてくれました。今回は1,500円のドリンクではなく、最初から1万円のシャンパンを入れることを即決。ボトルを開けて、江口ともう一人の女の子のグラスに注いであげました。そして40分がスタート。回ってくる女の子たちのグラスに注いであげるだけなのでお金は発生しません。

なかなかお金を使わないので、江口ともう一人の女の子は、私にクライナーを入れてもいいか聞いてきました。クライナーとはアルコール度数が15〜20度のリキュールで、テキーラなどの度数の強いお酒よりも手軽に飲めることで人気を博しています。江口にそのクライナーの金額を尋ねると1本1,500円と答えました。それが2本なので3,000円。前回に比べればマシかと思い快諾します。


クライナー
クライナーファイグリング公式サイトより引用
(https://www.kleinerfeigling.jp/)

江口はクライナーを飲んだせいか、私の注いだドリンクは全く減りません。飲み放題である私のグラスが空になったの見て、江口は驚きの行動をします。私のシャンパンを手に取り、私のグラスに注いできたのです。女の子に飲ませるために購入したシャンパンなのにと若干イラッとしましたが、「飲めないよぉー」と大人の対応をしておきました。


前回来たときと比べて明らかに回ってくる女の子が少なく、全くシャンパンが減りません。出勤している女の子が少なかったのかもしれませんが、特定の女の子しか付きません。同じ子が何杯も飲めるわけはなく、シャンパンの消費量と反比例して時間だけが経過していきます。シャンパンが無駄になると思った私は40分延長します。

延長した後も、私のシャンパンは減ることが無く、時間だけが経っていきます。江口と話しながら私は考えていました。シャンパンを入れてコスパを良くしたいお客には、ドリンクを貰いに行かず延長料金で稼ぐ。その都度1,500円のドリンクを入れるお客には頻繁に新しい女の子を付けて、ドリンク代で稼ぐ。このような作戦なのかなと。不完全燃焼のまま時間になりました。


会計になります。金額は20,000円ほど。現金でしか支払いができないので、事前に現金を卸していました。現金で支払いをしようとした時、江口が説明を始めました。「今月からカードでの支払いが出来るようになりましたー。」。これを聞いた私はカード払いにすることにしました。すると江口の顔が曇り、あることを話しだしました。「カード支払いの場合は支払手数料が10%なんですけどいいですか?」。聞いたときに驚きました。20,000円なのでカード手数料だけで2,000円取られるのです。すぐに現金支払いにすることにしました。支払いを済まして店を出ました。


その後、今日までコンカフェには行っていません。コンカフェで接客を受けている時間は楽しいですが、店を出た後に我に返ると使ったお金の多さに驚きますし、私が払ったお金に対しての対価を得ているのか考えると自暴自棄になります。前編に出てきたシャンパンを6本入れて長時間滞在している男性客は楽しそうでした。他人の趣味やお金の使い道にあれこれ言うつもりはありませんが、彼はあのまま楽しいという思いでいてほしいなと思います。何かあって現実に戻った時に、自分が使ってきた大金と時間を後悔するかもしれません。後悔するのか「あの時はおもろかったなー」と思えるかどちらでしょうか。アイドルにハマっていた私の経験上、コンカフェしか無ければ、後悔するでしょう。コンカフェ以外にお金の使い道があれば「経験」に昇華できるでしょう。「それしかない」という状態に陥らないことがコンカフェの付き合い方なのかなと思う今日この頃です。


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