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若者は選挙に行くな

私は日本の将来に絶望している。

正確に言えば希望が無い。

日本は30年間経済成長せずに、世界の先進国から置いてけぼりになった。

人口比率では、高齢者が増えて若者が減った。

若者はお金がなく、結婚や子供といった選択を諦めないといけなくなった。

本来であれば高齢者の年金引き下げや、若者向けの子育て政策などで少子高齢化に対応しなければならない。

しかし現状ではそんな政策をしない。

理由は単純で、そんな政策を掲げたら選挙に負けるからだ。

選挙は数の勝負だから、少ない若者よりも多い高齢者を優遇するのは当然だ。若者の1票に価値はないし、選挙に行ったところで意味がない。

ここで現状を知らないアホな人達がよく口にすることがある。

「若者の投票率が低いのが悪い」

「若者が選挙に行けば変わる」


残念ながら若者の投票率が100%になっても変わらない。

何故ならそれ以上に高齢者が多いからだ。

若者の投票率が上がれば政治家は無視できないが、それ以上に高齢者を無視できない。


先日、香港で選挙があった。

投票率は過去最低の30.2%だった。

香港政府は投票を呼びかけたし、選挙に行く事を妨害したわけでは無い。香港の人達が政治に無関心だったからでもない。

理由は単純で、選挙に行ったところで意味がないからだ。

香港在住のある女性は「結局のところは北京(中国政府)側の人間が勝つので、私の一票には何の意味もない」と話した。

若者が投票しないから悪いという人は、香港の人に向かって、同じように批判できるだろうか?

中国政府側が勝つかもしれないが、民主派に投票する権利を放棄した香港の人が悪いと。


意味のない努力をするのは辞めたほうがいい。

選挙に行ったところで政治が変わらないのなら、もっと別の方法を取るべきである。

もはや若者の投票率を0%にする事の方が有意義だと思う。

従来の選挙制度には参加せずに、若者達だけで独自の選挙制度を新しく創設するべきである。



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