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転職を始めた。

転職を始めた。

ただそれだけなんです。少しだけ、お付き合いください。

私は23歳。2020年新卒。
あの年は、なにかと酷かった。
まず、卒業式はなかった。地元で就職してしまったのもあって、「卒業式で会おうね!」と言ってた友人とは、かれこれ1年と半年ほど?会っていない。今の子はもっと大変だろうから言わなかったけど、私は私で、悲しかった。
次に入社。仕事が無かった。勤務先の工場が生産をストップさせていた。そのため一番やった仕事は草抜きと工場内の清掃。これも大事な仕事なんだ、と自分に言い聞かせながら、新入社員は1人、頑張った。
そのあと、なんやかんやあって(110キロのバターを台車に乗せて運ぶ、30キロの砂糖の袋を持ち上げる)(私の当時の体格は身長144センチ、体重37キロ)、以前から希望していた部署に異動。入社して3か月。試用期間明けすぐのことだった。
いいことじゃないか!と思うだろう。私も泣いて喜んだ。
違った。工場内の清掃と草抜きだけの経験しかしていない私が1人で、総務の電話を取る・POPを作る・弊社SNSを全部動かす・店舗の人にアポ取ってディスプレイを変える……。

無理だろ。
無理でした。

じゃあ上司に頼りな、と思うでしょう。もちろんいるので頼りました。

「勝手にやってくれていいから(笑)」。
私にどうしろと。

それでもここで仕事をしないといけないので、懸命に勉強をして色々試してみようと一念発起しました。この時点で誰か私を褒めてほしかった。友達以外褒めてくれませんでした。友達ありがとう。君たちしか信用できない。
そしてやってきます。

店舗応援の季節です。

当たり前ですが、店舗応援に行って戦力になるほどの技術もないまま、繁忙期に突入。
お客様をお待たせして出来たギフトはお世辞にも綺麗じゃなくて、主任に半ギレられながら一から直してもらい。レジも打てない(責任者コードがないため)ので結局ギフトを巻いてやり直される。ギフトの中身なんて知らないからたくさんメモをして懸命に覚えながら接客。
早くしろよ、と小言を言われて「申し訳ございません」、ちょっと貸してやり直すから、と言われて「申し訳ございません」。
当時の私は(これが社会人なんだ)と思いました。
店舗派遣は3日間で終了。

ボーナスはもちろん出ませんでした。

理由は新入社員ということと、業績の悪化。
仕方ない、そもそも期待していなかったのでそうだよな、と思った。

それからもたくさんの工夫をして、たくさんの提案をして。
見てもらうため、承認欲求のため、も否定しませんが、POPが2回採用されて、とても満足しました。

職場の事件は、職場で起こります。
事件の結末は、私の有給が勝手に消化されることで終息しました。
私の怒りはおさまりませんでしたが。

その月は繁忙期。私は1ケ月前から丸投げネグレクト上司(ゴメンネ)に「来月は〇日(普通より2日多い)の休日ですけど、本当に休んでもいいんですか?」と聞いていた。その時上司は「いいよ。俺も休めてるし。なんなら総務の人に聞いておくから」と言いました。

この言葉を鵜呑みにしてしまった私が悪いのでしょうか。

私の有給は、上司の不確認の犠牲になってしまいました。
そしてそのうっぷんが晴れないまま再び繁忙期の店舗へ。約半年ぶりほどの店舗応援+通常業務で、自宅と店舗・本社を毎日2時間かけて車で往復。10連勤を終えて私に振り込まれたボーナス。

4万円でした。

久しぶりに泣きました。実のところ、業績の悪化でパートさんはボーナス全カットということはボーナス配布直前に社長から聞いてました。こんなご時世のなか、東京や大阪、福岡に出張に行っては2週間ホテルで隔離生活をしながらの社長からその話を聞いた時。車の中で泣きました。
本当に仕方ないのか?周りはちゃんとボーナスを貰えているのに?何がいけないんだ?私の才能がないから?
そして決心します。

転職をしよう。

理由はしょ~もないし、耐久力がないのが浮き彫りになってしまっただけですが、私の耐久力では弊社のためには働けませんでした。
ヨワクッテ、ゴメンヤン。

それで勢いあまって転職サイトに登録。ちまちま、本当にちまちま。サイトを見ていました。気付けば2年目。地獄をみた店舗応援3回目が目の前に来ていました。
そしてまた地獄を見ました。なんで外出を控えろ!って言われてるのに外出するような人間のお土産の世話をしなきゃなんね〜んだ!と内心キレ散らかしながら3日間。激務に耐えました。めちゃくちゃ口内炎ができたのを覚えてます。
このころには、自分が頑張って切り盛りしていたSNSは、外部の会社の方にお願いして投稿してもらい、私の約一年間の努力は「生産性がないので」と言われて泡になり。POPの採用率は軒並み空振り。チラシデザインの提案を受け入れたれたと思っていたらメインカラーや素材を上司にパクられて違うデザインに成り果てて通過。挙句の果てには私が端正込めて描いたイラストを見た上司は「頂戴」の一言で強奪し勝手に比率や色味を変えて自分のチラシに載せて。そして息つく間もなく4度目の店舗応援。ほとんどトラウマになっているので半泣きになりながら出勤する私に両親は「私は、アンタが頑張ってる姿見れて嬉しいわ」と。

流石に病んじゃった☆

弱くってごめんね。なんて言わね〜かんな。と言いたくもなる。何も言えないけど。悲しくなりました。12時に就寝しても3時4時に起きて、起きた自分に「何起きてんだよ」と悲しくなり。唯一の自慢だった黒髪に5本もの白髪を見つけてしまい。

そして9月の末。

「すみません。これの受理をお願いします。」

私は転職活動を本格化させた。


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ということで私のポートフォリオ(随時更新)を載せておきます。

本名です。ついでに転職活動も継続中です。何かご依頼等ありましたら初心者なりに頑張りますし所詮アマチュアなのでお安く頑張ります。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


第1章 ー 完 ー

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