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鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳):2017/9/9~/10

前回の北アルプス縦走最高に楽しかったし、夏山もう一発行こうつーことで初めての南アルプスに。幾つかの滝が見れる青木鉱泉~ドンドコ沢ルートで鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)を巡って、中道で降りてくるコースを5人で。

前回の縦走時に友達の一眼レフをアレコレいじらせてもらってどうにもカメラが欲しくなって、色々と悶てたんだけど、このタイミングでカメラ買うならカメラバッグはこれだなーと思ってたTabitibi ToteのXPAC仕様の黒が発売になって、ああ、こりゃ買うしかないと、jpeg撮って出しでも色がなんか良いなーと思ったFUJIFILMでXT-20購入。全然操作を覚える時間もなく、散財だけして山へ。

前日友人宅に泊まる。ので、朝から山道具一式もって会社に行ったけど、これはナカナカ恥ずかしい。朝の混んだ電車ですごい邪魔だし、こっちのマインド的には普通に仕事だから「なにもってるんだ???」って自分でも思うし。ごめんなさいごめんなさいと思いながら乗り継ぎエスカレーターで、知り合いに発見されてすごい恥ずかしかった。ともあれ、仕事を終えて、夜友人宅に一泊。元気を持て余した子供と遊びつつ、家庭の夕ご飯をいただくのが新鮮。

朝5時出発。青木鉱泉に8時過ぎに到着。途中の道はなかなかの悪路だったけど、今回はドライバーじゃないので気楽。駐車場で友人と合流して8時40分出発。

ドンドコ沢登山口から、まずは「南精進ヶ滝」まで1時間くらい。なかなかしんどい。

沢沿いなので基本こんな感じ

南精進ヶ滝 滝壺が気持ちよさそうだった

次、鳳凰の滝はすでに結構しんどいのと、ちょっとルートから外れているのでスルーして、1時間くらいで「白糸の滝」へ。滝でテンションはあがるんだけど、とにかく急登というかしんどいルートが続く。完全にバテる。昼飯で大休憩とったら少し寝てしまう。

12時30分。次の「五色の滝」まで30分くらい。なんだけど、しんどい・・・体が動かない・・・13時。「五色の滝」到着。ラストに相応しい豪快さ。いいわー。

五色の滝は真下まで行けます きもちいい

少し回復するけど、小屋まであと1時間。ココらへんではっきり思い知った。これ今までで一番きついやつ。ほぼ寝ないで登った合戦尾根よりもきつい。グハグハ言いながらよじ登っていくと、ようやくなだらかで開けたところにでる。ガスってるけど、地蔵岳のオベリスクが遠く微かに見える。って、これだけ上がってきて、まだ、微かになのか・・・・

真ん中のちょこんとしたところが地蔵岳のオベリスク。と、とおい・・・・
気合でさらにあがる。

14時過ぎ。ようやく鳳凰小屋に到着。出発から6時間ちかく・・・とにかくテント立てて、ビール。ビール!!一発で眠くなる・・・明日は3時おきだけど、さすがに夕方に寝ても夜起きちゃうのでカメラで遊んだり、隣の席の北海道から先輩たちの話を聞いたりして時間を潰す。どんどん寒くなる。動かないのでダウンパンツに上も着込んで対応。さらに続々と上がってくる人でテン場は足の踏み場も無く敷き詰められてる。自分のテントにたどり着くのが迷路みたいになってる。

夕方。夕飯いつもの感じ。ワイン一本分をホットワインにして軽い宴会。スパイス忘れた。小屋泊組がカレー瞬殺して戻ってきた。けど、寒いし酒もないし、疲れ切ってるしで解散。

夜9時、うんこしたくて目が覚める。鳳凰小屋はトイレがすごい綺麗でうれしい。星がそこそこでてたので、かなり酔っ払ってたけど、夜景撮影。いやー難しい。酔っ払ってるし。寝る。

朝3時起きる。テント内がものすごい結露。とりあえずコンタクト入れて結露を拭き取って撤収。地蔵岳を目指して4時出発。昨日の疲れが残ってるし、砂場の急登だしで地獄。紛れもなく地獄。なんとか賽の河原まであがる。

砂地獄を上がったところに賽の河原
曇っててご来光は望めそうにない。みんなは朝飯モードだけど、僕はなんとなく諦めきれなくて、地蔵岳のオベリスクを目指す。岩よじ登るの楽しくて、疲れを忘れる。頂上まで行くと、先に一人だけ先行者がいた。オベリスクの登り方を教わる。

このプレートの右手の亀裂の中に入って逆側にでる。亀裂を抜けたところに残置ロープがあって、昔はそれを使って登れたそうな。今は残置ロープが短くなってて使えない・・・

ということで、あんまり何も見えないので一旦降りて朝飯。再度みんなで頂上に。するとズンズン晴れてくる。そのまま岩場周りで遊ぶ。

地蔵岳頂上から雲海

オベリスクの影がはっきりと

オベリスク
賽の河原から次の観音岳にむけて出発。ここからは稜線歩きで、天気もいいし、気が楽。なんだけど、風が冷たいので温度調整がちょっと難しい。観音岳到着。

観音岳頂上から地蔵岳

観音岳頂上から薬師岳

そして、最後の薬師岳に。広くて過ごしやすい。

燕岳のイルカ岩よりイルカ岩っぽいやつ
コーヒー飲んだり、少し補給して、中道ルートで下山。CTが4時間ってなってて、流石にそれはないだろうと思いつつ、前知識で面白くない道なのは知っていたけど、まあ、地味。やたら滑るし。そして、最後の林道砂利道歩きが地獄・・・2時間30分で下山。マジできつかった・・・なんとなく定番化しつつある、BIGBOYでロックステーキとかをアホのように食べ散らかす。時間がないので風呂も入らずに中央道の渋滞に突っ込む。都内に戻って電車で帰宅。しんどかった。翌日、久しぶりに歩行困難クラスの筋肉痛に・・・


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