昭和と平成のゲームの集め方。その21

(少年時の思い出・田舎編 その2)

ということでMSX版マッピーを買っての帰り道、祖父の車に乗せられて帰宅の途についた自分ですが、ここでちょっとトラブル。
突然の腹痛!しかも下腹部!
祖父に訴えた所
「場所的に盲腸かもしれない」
とビックリされて慌てて車で近くの病院へ飛び込み、早急に診てもらうことに。

無題


”漂流教室”より。この漫画のこのシーンを覚えていたのでかなり焦りましたw

結果としては
「盲腸ではないけど急にお腹が冷えたのでそのせいかもしれない」
というちょっと曖昧だけど「問題なし」と言われて祖父も一安心し、そのまま祖父の家に帰ることが出来ました。
しかし、よく考えると50歳近い今でも
「なんだか良くわからない痛み」
というのに悩まされてるな…と書いていて改めて思いました。

というわけで祖父にお騒がせしてしまったことを謝り、やっと手に入れたMSX版マッピーを見ながら大変満足しておりました。
しかし、ここで更に問題が…。
MSX本体は流石にかさばるので田舎には持ってこれず、せっかく買ったMSX版マッピーが遊べないのです!

今なら携帯ゲーム機やスマフォがあるので時間潰すのはかんたんですが、当時はとにかくゲーム機を持ち歩くのが大変。しかも一体型の本体とはいえ小学生が持ち歩くには大きい我がMSX、WAVY10…。

色々考えた挙げ句、また祖父にお願いをしてみました。
そして、祖父が街に出るときに自分もついていき、その際に
”ソフトを買ったショップで車を降ろして貰い、店頭のデモ用のMSXの本体を借りてゲームを遊ぶ”
という小学生っぽい考え方で遊ぼうとしました。
幸い、店員さんが良い人で自分の顔も覚えていたので「余り長い時間じゃなければ」という事で遊ばせてもらえることになりました。
結局、祖父の家に滞在する2週間ぐらいの間、3回ほどショップの中で遊ばせてもらい、そのついでにマイコンBASICマガジンの最新号を買ってもらったりしました。

残念ながらもうショップはもちろん存在せず、店の場所も祖父も居なくなってしまいましたが未だにあの田舎で苦労して遊んだMSX版マッピー小学生の夏休みの良い思い出でした。

今では田舎に行くこともなく(コロナ禍で更に行きづらく)親戚にあわせる顔も無いほどに落ちぶれてしまいましたが子供の頃は
”如何にゲームを遊ぶか”
という事に情熱を傾けていたなと改めて思いました。

(少年時代の思い出・田舎編その2 終了)


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