昭和と平成のゲームの集め方。その20

(少年時の思い出・田舎編 その1)

小学生の頃の話です。
自分の母方の田舎は山形県天童市(将棋の駒の生産で有名)という場所です。
もう、残念ながら祖父も祖母も他界してしまい、田舎には母親の兄弟しか住んでおらず最近はめっきり疎遠になって居ますが小中学校の頃は毎年夏休みになると田舎に行くのが楽しみでありました。
まさに”典型的な田舎の夏”という感じでPSの”ぼくのなつやすみ”みたいな世界でした。

毎年行くのが楽しみだった理由ですが、皆さん経験あるかと思いますが
”田舎に帰ると祖父や祖母からお小遣いがもらえる”
という嬉しいイベントがあります(正月に戻れないので季節違いのお年玉という感じ)
正直言いますと地元神奈川のほうがゲームやゲームセンターで遊ぶには都合が良いのですが”お金をもらえる”という誘惑は大きく、2週間ほど滞在するのですが途中でゲームをやりたくなる事が多く、いかに山形でゲームを遊ぶかいろいろ考えておりました。

自分がMSXユーザーだった時、地元神奈川で毎月買っていた”マイコンBASICマガジン”誌のある広告ページが目に留まりました。それは…

”電波新聞社(マイコンソフト)のソフトはこのお店で売ってるよ!”
という”マイコンソフト取扱店一覧”というページでした。

無題


マイコンBASICマガジンより。当時はネットもないのでこういう文字情報がとても重要でした。

そのページを調べていましたら山形県天童市のとあるパソコンショップが目に留まりました。
と言うことでたまに買い物に車で連れて行ってくれる祖父にお願いをし、地図で大体の場所を調べて買い物のついでに連れて行ってもらうことに…。
ポケットには祖母と祖父からもらった小遣い約5000円を握りしめ、前から欲しかったけど地元では売り切れで買えなかった
”MSX版マッピー”
のカートリッジをゲットする為にワクワクしながら車に乗って多少迷いながらもショップに到着、そして念願の”MSX版マッピー”をゲットしたのです!
地元で探しても売ってなかったので遠く離れた山形で買えたのは本当に嬉しかったです!

画像2


MSX版マッピー この当時はMSXで遊べるだけで嬉しかったのですが地元ではナムコ系の移植作品は人気が高く中々売ってませんでした。

そしてソフトを握りしめ、帰りにデパートで買い物を済ませてワクワクしながら祖父と一緒に車で帰宅の途に付きましたが、ここでちょっとしたトラブルが起こってしまったのです…。

(田舎編その2に続く)

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