最近の日本便フライトお客様事情

ありがたいことに、今もなおフライトをさせていただいております。

機内のお客様の人数は、路線により様々ではありますが、弊社の日本便は空席だらけです。

海外からの入国制限に関して色々な意見がありますが、あたかも入国者全員を黴菌のように扱う風潮に関しては正直どうなのかなと思う節があります。


さて、日本線の機内。

お客様は殆どが外国人です。


もちろん、日本人の方もいらっしゃいますが、かなりの少数派。

割合としては、9対1で外国人といった感じでしょうか。


では、どんな国の方が多いか。

驚くことに、パキスタン人が殆どです。


以前から「お姉さ~ん」とフレンドリーに話しかける日本語ペラペラのパキスタン人は機内によくいらっしゃいましたが、今は他国の方が多くないので余計パキスタン人だらけのような印象の機内です。

パキスタンと日本は1980年代にビザ免除の時期があったこともあり、実は日本に多くのパキスタン人がいらっしゃるようです。

そして、彼らの多くは中古車の輸出業務に携わっていらっしゃるようで、よく「日本で何をされてるのですか」と聞くと、大抵の方が「車」とお答えになります。

パキスタン人はイスラム教徒で、機内でもお祈りをされたりします。

ハラル食材が多くなく、モスクや祈祷室もあまり見かけない日本でたくましく頑張るパキスタン人。

考えさせられます。


そして、最近の日本便には中国人のお客様も乗り継ぎでよくいらっしゃいます。

雨合羽のような全身防護服を着用し、機内食も殆どの方がお召し上がりにならず、周りに迷惑をかけないようじっと座っていらっしゃいます。

中国へ飛ぶ飛行機は今もあまり多くないようで、どうやら日本で乗り継ぎをして国外へ行かれているご様子。

コロナで中国へ対する批判は世界中で広まり、どこへ行ってもそのような目で見られてしまう中国人。

それについても、考えさせられます。


平和な世界は、いったいいつ訪れるのでしょうか。

国境なんて作ったものにすぎず、そこに元々線が引いてあったわけではありません。

1つの地球に住む人間として、世界が協力して、今起きている問題を早急に解決してほしい。

強くそう思います。


今回は日本線のお客様についてでした。

なお、これは私の働く航空会社でのストーリーですので、他社の事情は異なる可能性があること、どうかご了承くださいませ。


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