世界三大音楽祭

音楽祭の中には、ある音楽家を記念して作られたものが多くあります。

その中で世界三大音楽祭に数えられるのが、バイロイト音楽祭、

ザルツブルク音楽祭、フィレンツェ五月音楽祭です。

バイロイト音楽祭

バイロイト音楽祭は、ワーグナー自らが「ニーベルングの指環」という楽劇を上映するために創設した音楽祭であり、ここで上映されるのはワーグナーのオペラ作品に限られており、中でも1842年に作られた「さまよえるオランダ人」以降の作品になっています。

音楽祭は、毎年7月下旬から8月にかけて、約30公演が行われますが、数ある音楽祭の中でもチケットを取るのが難しく、最低でも10年は待たないと取れないようです。

ザルツブルク音楽祭

ザルツブルク音楽祭はモーツァルトを記念して作られた音楽祭で、世界で最も高級かつ注目を集めています。
ウィーンフィルをはじめ、世界トップレベルのオーケストラや歌劇団、指揮者などが鮮やかなステージを演出します。

モーツァルト生誕地であるオーストリアのザルツブルクで夏に開かれているので、節目の年にはモーツァルトのオペラが集中して上演されています。
この音楽祭の時期になると人口15万人の小さなザルツブルクの街に、世界中から訪問者が押し寄せて大きな盛り上がりを見せます。

フィレンツェ五月音楽祭

フィレンツェ五月音楽祭はオペラ発祥の地であるフィレンツェで行われる音楽祭で、世界中から有名な音楽家が招待されて上映されています。
指揮者のヴィットリオ・グイによって創設され、当初の目的は忘れられたオペラや現代オペラを上演するためでした。

通常上演される4つのオペラのほか、オーケストラやバレエ、ピアノリサイタルなどバラエティとんだラインナップが並び、それらが複数の会場に分かれて演奏されています。現在は4月末から6月にかけて行われます。

これらの音楽祭に参加する際は、正装でないと入れないものも多々あるため、下調べと服装のチェックが必須です。TPOをわきまえて、楽しんで音楽祭に参加しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?