世界三大バレエ団

世界三大バレエ団というと、パリ・オペラ座バレエ団、ロシアのボリショイ・バレエ団、そしてイギリスのロイヤル・バレエ団。それぞれのバレエ団には特徴があります。

オペラ座バレエ団

まずパリ・オペラ座バレエ団は、宮廷発祥のバレエ団です。1661年設立で、300年以上の歴史がある世界最古のバレエ団です。
その為、古典から現代作品までレパートリーが幅広いのが特徴です。

またパリ・オペラ座バレエ団では、基本的にフランス人が優遇されているというのも特徴として挙げられます。
その為外国出身者でエトワールになった事はまだほとんどありません。

そしてパリ・オペラ座のバレエ学校でも、外国人の正式入学は認められていません。つまり由緒正しきフランスのバレエというものを、長年にわたって守り抜いているというのがパリ・オペラ座バレエ団の大きな特徴でもあります。

ボリショイ・バレエ団

ロシアのボリショイ・バレエ団は個人が創立したバレエ団で、主に大衆向けの公演を行っています。
特徴は、技術力と運動能力の高さ、そして豊かな表現力と大胆さ等です。

こちらのバレエ団もパリ・オペラ座バレエ団同様歴史は古く、1773年設立と200年以上の歴史があり、1877年に「眠れる森の美女」を公演したという記録があります。その後1950年から、海外公演も行うようになり、それ以後世界的に有名になりました。

ロイヤル・バレエ団

イギリスのロイヤル・バレエ団も、1931年に元々は個人が創設した大衆向けのバレエ団です。世界三大バレエ団の中では一番新ししく、設立からまだ100年経っていません。

特徴としてはマイムが非常に多く、演劇要素が高いという点が挙げられます。またパリとは異なり、海外から優秀なバレエダンサーを次々とスカウトして、バレエ団としてのレベルを高く維持しているのが特徴でもあります。

日本人もかつて数名所属していた経験があります。その為イギリスのロイヤル・バレエ団は、非常に国際色が豊かでレベルが世界的にみても非常に高いです。

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