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気がついたらアラサー、ベルギーにいた パート3

2010年夏

私が夏休みを利用して初めての京都のひとり旅をしている間に、

ユースホステルでを同い年ガールみっちゃんに出会った。

話を聞けば、ドイツの大学生、同い年。彼女は、日本人があまりいないエリアの音大で18才から留学をしているらしい。

この時すでに彼女は大学院に行くことが決まっていた。

当たり前だけど、ドイツ語で授業をうけ、ドイツ語で音楽教師のバイトをして生計を立ててひとり暮らしをしている彼女。


正直大袈裟かもしれないけど、自分が今まで生きて来た中でこんなに自立した同い年の女性を見たのは初めてだった。

私の周りにいるお友達は実家から大学に通って好きな時にバイトをして暮らす私みたいな子ばっかりだったから。それはそれで良かったのだけど、、


みっちゃんを見て、

心の底から

かっこいいと思った。こういう女性になりたいと思った。変わりたいと思った。そこで、私は

『良いなあドイツってどんなところなんだろうな。一人で暮らして、自立してみっちゃんて本当にすごいよね。』

って何となくいってみた。

そしたら、なんと彼女は、

『ドイツに一度遊びに来てみたら?

一人暮らしをしてるから、梅干し買って来てくれたら1週間泊めてあげる。笑』


って。そんな簡単にできることだと思っていなかったけど、

口に出して言ってみて、ある意味チャンスがやって来たので近づいた瞬間だった。

彼女と知りあって2日後、私は彼女のいるドイツに行ってみることにした。笑

そして、その後、1週間だと短い気がしたので、

似たような経歴を持った海外に留学している日本人のお友達のお友達などを見つけ、一ヶ月かけて、イギリス、ベルギーに回らせてもらうことにしたのだ。


半年後の大学最後の冬休み

私の人生が大きく変わった。



今考えても、知らない友達を泊めてくれるってすごい寛大だ女子だと思う、

そんな友達に奇跡的なタイミングで出会えて本当に感謝しかない。







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