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そもそもお金とは何なのか?【歴史から学ぶこと】

私たちが生まれた時から大事なものだと教えられるお金。

そもそもお金ってなんだろう?って考えたことありませんか?

そんなお金についてまとめてみましたので、
早速みていきましょう!

▷そもそもお金って何?

では、そもそも「お金」とは何でしょう?古くから、人々は生活に必要なモノを手に入れるための 「物々交換」には不便を感じていたようで、世界各地で、「価値を表す」ための様々な素材でできた「貨幣」を考案し、取引の際に用いてきました。

石でできたものから貝殻、金、銀、銅、また木製や陶器製のものまで作られていました。
中には刀の形をした刀銭というものまであったようです。

日本の歴史を振り返ってみても、「絹糸」「紙」「お米」「古代中国(明や宋)の銅貨」
「金の小判」や「銀の粒」など様々な素材の貨幣を流通させてきました。

そして、時代を経て、国々が貿易により交流が深まると、世界中で通貨システムが統一されていったのです。

▷近代通貨(紙幣)の始まり

現代の世界の国々で共通する通貨システムといえば、「紙幣とコイン」です。
どこの国も高額通貨には、「紙幣」を用い、低額通貨に「コイン」を用いていますが、 主役は何といっても「紙幣」です。

そして、この現在につながる紙幣による通貨システムは、中世ヨーロッパに起源をもちます。

▷紙幣=金の預かり証

紙幣が発明される以前のヨーロッパ諸国では、各国の国王や支配者が金・銀・銅でできた延べ棒やコインを発行し、国民はそれらで商取引をしていました。

中でも価値の高い「 金」は、柔らかいためにすり減ったり、盗まれる危険性があるために人々は丈夫な金庫を持った金庫番(当時の金細工職人や両替商)に自分の「金」を預けました。

そして、「金」を預けた代わりにその証明書として預り証を受け取ります。

そして後に、この「金」の預り証が、紙幣になっていくのです。

▷紙幣は預かり証が流通したもの

人々は、自分の「金」が必要な時に預り証を持って、金庫番の所に引き取りに行っていましたが、やがて、経済が発達してくると、商取引の際にいちいち金庫番のところに行くのが煩わしくなってきます。

そこで、人々は預り証でじかに取引をするようになります。預り証でモノを買ったり、モノを売ったときに預り証を受け取ったり……。

このように元々は、「金」の預り証であった「紙」が通貨としての機能を持ち始めたのです。

▷銀行のはじまり

街の人々は、預り証で取引をするのが、あまりにも便利なため、ますます多くの預り証が市場に出回ります。こうして、預り証は人々の信用を得て、金庫番のところには、誰も自分の「金」を引き取りに行かなくなります。

その結果、自然と金庫番は、有り余るほどの「金」を手にするようになったのです。
そこで、金庫番は、はたと気づきます。

「ちょっと、待てよ。人々が一度に全ての金を引き取りに来ることはない。だから、預り証を勝手に発行してもばれないぞ!」

こうして元々は、「金」を預かる代わりに渡していた預り証。金庫番は、これを「金」を預けていない人にも発行し、利子をつけて貸すようになりました。これが銀行の始まりです。

▷貴族御用達の銀行家

その後、金庫番は一般市民に貸すより、国王に貸付するほうがはるかに儲かることに気がつきます。戦争のたびに、各国の国王は多額のお金が必要なため、銀行家に借りるようになりました。
戦争は、銀行家にとって一番うまみのあることでした。

もし国王が戦争に負けて借金を返せなくても、借金の担保である国王の財産・土地・建物・税金が銀行家のものになるからです。

こうして、戦争のたびに財産を増やし、力をつけた銀行家は、やがて王族と血縁を結び、いつのまにか貴族になっていったのです。

▷無から有を生む銀行家

貴族となった銀行家は、さらに大きな権力をもち、手持ちの「金」よりずっと多くの紙幣を発行する権利を国王に認めてもらいます。

つまり、何の価値の裏づけもない紙切れに価値をつけて、人々にどんどん貸し出す権利を手に入れたわけです。

ただの「紙切れ」を貸す代わりに、人々からは家、お店、車、貴金属、宝石、家畜など価値のあるものなら何でも担保に取っていきます。それらは全て銀行家の財産になっていきます。

これが現在でも行われている「紙幣」と「銀行」の仕組みです。

この「お金の仕組み」がわかると、今の「世界の仕組み」と「本当の支配者」が理解できます。

そして、この現実の世界で、「紙切れの貸付、利子と担保の取り上げ」によって、世界中の富を手中に収めている代表的な銀行家が、「ロスチャイルド家」です。

▷金貸にはユダヤ人が多かった

シェイクスピアの「ベニスの商人」にも、敵役として金貸しのユダヤ人シャイロックが登場する。

なぜ、ユダヤ人に金貸しが多かったかというと、キリスト教徒がお金に執着することを罪悪視し、金融業に従事するものを蔑んだのに対し、ユダヤ教にはそのような禁忌がなかったからです。

 「ユダヤ人は大金持ちで成功者が多い」
 「ユダヤ人は優秀だ」


こんなイメージを抱く人もたくさんいますし、実際にたくさんの成功者がいます。
スターバックス、リーバイスの創業者はユダヤ人(ユダヤ系を含む)ですし、アインシュタインもユダヤ人。

 世界人口のわずか〇・二五%のユダヤ人が、ユダヤ系を含めるとノーベル賞受賞者の二〇%を占めているといわれています。『フォーブス』の長者番付で常に上位を占めているのもユダヤ人です。

ユダヤ人がこれほどまでに優秀な理由は二つあると、考えられています。

一つは、ヨーロッパで圧倒的に少数派であり、キリスト教徒でないために差別されていたから。政治家や官僚など、その国のメインストリームに行くことは難しく、ビジネスや金融、科学や芸術など自らの才覚で人生を切り拓こうとしていたためでしょう。

そしてもう一つ、とても大きな理由はモーセが伝えたユダヤ教徒の守るべき聖典の一つとされているタルムードの存在です。

宗教にはそれぞれ聖典がありますが、タルムードは他の宗教に比べて現実世界における成功や繁栄につながる内容がかなり多くあります。「ビジネスパーソンの指南書」たる要素すらあると感じます。

▷ユダヤ人のお金感覚とは

旧約聖書のレビ記、申命記には
「異邦人に貸しつけるときは利子をつけても良いが、あなたの兄弟から利子をとってはいけない」
という旨の記述があります。
これは、親戚とユダヤ人以外からは利子をもらっていいということ。

キリスト教では利子は認められておらず、中世のヨーロッパ社会では、キリスト教徒がお金を貸して利子で儲けるというのは良くないこととされていました。

そこでユダヤ教徒が金融業を担ったという歴史から、「お金に強いユダヤ人」が生まれたと言われています。

「消費はいけない。投資をしなさい」とあるのも特徴的です。

▷なぜ金には価値があるのか

金という物質が、なぜ世界中で重宝されてきたのか。

金の価値が高い理由は下記です。

・数が少ないから
・利用されるニーズが多いから
・代わりになる金属がないから
・劣化しにくいから
・貨幣や証券とははちがい実物であるから

そもそも金は、地球上にある絶対量が少ない金属です。

現在世界中にある金を一か所にあつめると、わずかに50メートルのプール3.5杯分しかないという、おどろきの少なさなのです。

有史以来、人類が掘ってきた金の総量は、およそ18万トンです。(出典:東京商品取引所「貴金属取引の基礎知識」)

そして、世界の金の埋蔵量が5.3万トンと推定されています。

鉄の原料になる鉄鉱石の総埋蔵量が約1,500億トンと推定されているのに対して、金がいかに希少な金属なのかがわかります。(出典:国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)

また、金の価値が高いほかの理由には、おおくの人がつかうパソコン・スマホの部品、歯科・医療部品の製造に使われているというものがあります。

金はサビや腐食につよく、何百年・何千年たっても形状がのこるため、宝飾品や製品の重要なパーツとして用いられているのです。

金は投資の世界でも重宝されています。

理由は、世界的な経済不安がおきたとき、実物のない株や国債は信用不安で価格を暴落させる一方で、実物である金は信用不安による価格暴落のリスクをもっていないからです。

カンタンにまとめると、以上が金の価値が高い理由です。

しかし、金が重宝されているワケは、これだけではありません。

金の価値が高い理由は、古い時代から世界中で価値が認められてきたため、ブランド力が積み重なっているからでもあるのです。

金は希少さ、きらびやかさから、古代より王侯貴族の住まいや、宗教的な儀式に用いられてきました。

いにしえの人々を魅了した金は、ときには手に入れた者を歓喜させ、ときには所有権をめぐって血なまぐさい争いをおこさせました。

金についてはまた歴史が長くなるのでまた次回以降に😅

▷まとめ

物質として価値のある金から、価値のない紙幣へ変わっていった歴史。

お金とは一体何なのでしょうか。

フリーメイソンが牛耳ってると言われる通貨発行権とは。。

詳細は前述しておりますこちらをどうぞ
日本銀行とフリーメイソンの関係性

なぜ価値のないものにそんな権利がまかり通り、儲かる仕組みになっているのでしょうか。

調べれば調べるほどに、それは虚像であり疑問しか生まれません。

お金の流れを知ることはとても面白く不思議に満ちていますね。

信じるか信じないかは、あなた次第です。


▷参考

https://www.greelane.com/ja/文系/文献/the-merchant-of-venice-act-1-scene-3-summary-2984740

https://okane-madoguchi.com/gold-expensive-reason/


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