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世界で安全性が問われている【新型コロナワクチン】

日本でも医療従事者、高齢者への優先接種が始まりましたね。

日本は接種が遅れていると言われていますが、世界の反応はどうなのでしょうか?

まとめてみましたので、
早速みていきましょう!

▷ ワクチン接種希望、4割のみのフランス

【2020年12月30日 AFP】フランスで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を望む人が4割しかいないことが、同国で29日に発表された世論調査で明らかになりました。
フランスでは接種キャンペーンの実施ペースも遅く、新たな懸念となっています。

世論調査会社イプソス(Ipsos)が世界経済フォーラム(WEF)と協力して行った世論調査によると、ワクチンの接種を望む人の割合はわずか40%。
ワクチン接種を望まない理由で最も多かったのは、副作用に対する不安でした。

ワクチン接種を望む人の割合は中国と英国でそれぞれ80%、77%と高い一方、ロシア(43%)、南アフリカ(53%)などで低いが、フランスの水準はこれらの国々をも下回っています。

▷ ワクチン接種で1億円が当たる抽せん会を発表 米オハイオ州

アメリカ中西部オハイオ州では、新型コロナウイルスのワクチン接種をさらに進めようと、接種した人を対象に100万ドルや州立大学の奨学金が当たる抽せん会を行うと発表しました。

アメリカ中西部オハイオ州のデワイン知事は12日、新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回は接種した18歳以上の住民を対象に、100万ドル(日本円でおよそ1億1000万円)が当たる抽せん会を行うと発表しました。

抽せんは今月26日から5週連続で行われ、合わせて5人がそれぞれ100万ドルを手にするということです。

また、これとは別にワクチン接種をした17歳以下を対象に州立大学の4年間の学費と寮や教科書代などの奨学金が当たる抽せん会を行い、若い世代への接種を促すことにしています。

抽せん会を開くことについて、デワイン知事は「ばかげたアイデアでむだづかいだと批判する人もいるだろうが、本当にもったいないは、誰でもワクチンを接種できるのに、接種しないで失われている命のほうだ」とツイッターに投稿しました。

アメリカではこのほかにも、東部ニュージャージー州やコネティカット州が、ワクチンを接種した人がバーなどでビールが無料で飲めたり、ニューヨーク市は、今月19日から球場に設置した会場でワクチンを接種した人を対象にヤンキースとメッツの観戦チケットを無料でプレゼントしたりするなど、さまざまな取り組みを通じて、ワクチン接種を進めようとしています。

▷ 米国の医療労働者の50%以上が「ワクチン拒否」の衝撃データ

米国では、新型コロナウイルスの新規感染者や死者の数が急増しているにも関わらず、驚くほど多くの医療従事者たちが、ワクチンの接種を拒否しています。

オハイオ州知事のマイク・デワインは2020年12月30日、ワクチンの優先接種の権利を与えられた介護施設の職員の約60%が、接種を拒否していると述べ、「これは困った状況だ」と話しました。

ヒューストンのユナイテッド・メモリアル・メディカル・センターのジョセフ・ヴァロン博士は12月の公共ラジオNPRの取材に、彼の部門の看護師の半数以上が「ワクチンを接種しない意向だ」と話しています。

ニューヨーク市の消防士協会の会長も12月6日、NBCニュースの取材に「消防士の約55%がワクチンの接種を拒否している」と話しました。

ロサンゼルス・タイムズは12月31日、カリフォルニア州リバーサイドの病院と郡の職員たちが、「現場作業員の推定50%がワクチンを拒否したことを受けて、未使用のワクチンをどのように配分するのが最善かを考える必要に迫られている」と報じています。

カリフォルニア州テハマ郡のセント・エリザベス・コミュニティ病院でも、ワクチン接種を希望する職員は全体の半数以下で、ロサンゼルス郡の現場作業員の約20%から40%が、ワクチン接種の機会を拒否したと報じられています。

シカゴのロレット病院のニキーラ・ジュヴァディ医師によると、12月に実施された調査で、病院職員の40%がワクチンを接種しないと回答したそうです。

カイザーファミリー財団(KFF)が12月15日に発表したデータによると、医療従事者の29%がワクチンを受けることをためらっており、
その理由としては副作用に関する懸念と、政府への信頼の欠如が挙げらています。

▷黒人の間で顕著な「ワクチン懐疑論」

ニューヨーク・タイムズ(NYT)に12月30日に掲載された論説記事で、救急医のベンジャミン・トーマスらは「ワクチンへの拒否は、米国の医療システムが黒人を痛めつけてきた歴史が招いた結果だ」と述べていますり
彼らは、梅毒の経過を観察するため、政府が1930年代から70年代にかけて実施した黒人男性を被験者とした人体実験の「タスキギー実験」を、その例として挙げました。

▷アフリカ系米国人が医療を信じられない理由

梅毒人体実験、麻酔なし手術、放射線曝露…黒人を搾取してきた「医療レイシズム」の闇

アフリカ系米国人はコロナ禍で最も甚大な被害を受けているにもかかわらず、ワクチン接種に懐疑的です。
その背景には、医療が黒人の身体を長年にわたって実験台にしてきた歴史の闇があるのです。

悪名高い「タスキギー梅毒実験」

新型コロナウイルスのワクチンに対する見方は人種によってかなり異なります。
11月末にピューリサーチセンターが実施した調査では、今日にでもワクチン接種が可能になったら接種するかとの問いに対し、接種すると答えた黒人は42%にとどまりました。

黒人がこのパンデミックで最も打撃を被っている層であることを考えると驚きの結果かもしれません。
アメリカでは黒人が感染する確率は白人に比べて1.4倍高く、死亡率は2.8倍となっています。
また、コロナ禍で黒人は白人よりも解雇されやすく、たとえ経済が回復してきても再就職先を見つけにくい現状があります。

にもかかわらず、黒人の間には医療に対する不信が広がっています。
そして、その要因は黒人自身にあるのではなく、歴史的に非人間的な扱いを彼らに繰り返してきた医療システムにあるのです。
アメリカの医療は平等なケアを提供してこなかったし、現在でもそこに大きな障害が立ちはだかっています。

アメリカにおける医療レイシズムの歴史は悪名高い「タスキギー梅毒実験」に集約されるといえます。
米公衆衛生当局がアラバマ州の貧しい黒人男性600人を対象に、1930~70年代に行った人体実験です。

目的は梅毒の症状の進行を追跡観察することだったが、被験者らに真実は伏せられ、ペニシリンが効果的な治療薬として発見された後も治療されないまま放置されました。

彼らは病気の診断名、重症度について一度も説明を受けたことはなく、“悪血”を治療しているとだけ告げられました。
実験に携わった医師らは梅毒を治療するつもりなど、全くなかったのです。

この研究に参加した黒人男性には、連邦政府が提供する医療が無償で受けられると説明されていました。

実験のデータはこれらの男たちの死後、解剖よって集められました。つまり被験者は、末期梅毒の猛威によって身体が朽ち果てるまま、意図的に放置されたのです。

腫瘍、心臓病、麻痺、失明、精神異常、そしてようやく死が訪れました。

この実験によって28人が直接梅毒によって亡くなり、100人が梅毒に関連する合併症で亡くなりました。
40人の患者の妻は夫から感染し、19人の子供が先天性梅毒になって生まれました。

▼ 第3期梅毒による顔面の変形

1972年にマスコミが報じて初めて世間の関心と怒りを買い、実験は終了。
多くの黒人の命が犠牲になった恐ろしい医療倫理違反です。

被害者に対する米国政府からの正式な謝罪がなされたのは、1997年、クリントン大統領によってでした。実験が停止された1972年から25年後のことでした。

▷ 香港、ワクチン数百万回分廃棄の恐れ 接種進まず

【2020年5月25日 AFP】香港は、接種ペースが伸び悩み、使用期限が迫っていることから、新型コロナウイルスワクチン数百万回分を間もなく廃棄せざるを得なくなる恐れがある。当局者が25日、明らかにしました。

約750万人が暮らす香港は、人口を上回る量のワクチンを確保した世界でも数少ない地域の一つです。

しかし、反体制派を排除する香港政府に対する根強い不信感や、インターネット上の誤情報、新型ウイルスの感染封じ込めに比較的成功していたことによる危機感の欠如などが原因で、ワクチン接種への抵抗感が高まり、接種事業は滞っています。

これまでに少なくとも1回のワクチン接種を受けたのは全人口の19%、2回の接種を終えたのは14%にとどまっています。

香港では、ワクチン接種に消極的な医療従事者も珍しくなく、香港病院管理局は今月、接種を受けた職員が3分の1にとどまると発表しました。

香港にはファイザー・ビオンテック製ワクチン326万3000回分が届いたが、123万1600回分しか使われていません。

▷イスラエル

新型コロナウィルスの人口当たりのワクチンの接種率が世界一といわれるイスラエル

「接種済みと未接種の60万人ずつの集団を比べ、接種済みの集団はウイルス感染による発症が94%少なかった。重症化するケースも92%低下した。こうした効果は、70歳以上の高齢者も含め、年齢に関係なく確認できた。最初は60歳以上と医療関係者、次に50歳以上、40歳以上とカテゴリー別に接種を行って良かった。いまでは16歳以上なら、だれでも接種を受けられる」

ワクチン接種を嫌がる人への対策については、

「ワクチンを受けたくないという人は常にいるので、きちんとしたプランを作成し、国民に分かりやすい情報提供を行った。全国的なキャンペーンを行い、有名人が範を垂れる行動を示した。大統領がカメラの前で接種を受け、首相や有名ドクターも率先して接種を受けた。私も接種の初日にカメラの前で『ワクチンの効果はありますよ』と訴えた。こうした効果が効いてきたことで、ロックダウンを解除することができ、現在、イスラエルは通常の生活に戻りつつある」との見解が示されています。

▷ 差別の温床に?課題山積みの「ワクチンパスポート」

レストランの屋内に着席できるのはスマートフォンで「緑のパス」を提示した人。結婚式などイベントは屋外500人、屋内300人まで、95%以上が緑のパスのある人──これらはワクチン接種率で世界トップ水準を誇るイスラエルの話です。

「ワクチン接種を広げたいということもあるのでしょうが、接種したくない人の意思が尊重されず、さまざまな活動で差別される人が出ることが懸念されます」

「どのワクチンまで対象に含むのか、ワクチンの有効期限をどう考えるのかなど、わからないことが多い。国際機関や政府が統一的に管理できるかが課題になりそうです」

パスポートの基準は各国・地域でばらばら。
中国やロシアのワクチンを同様に扱うのかも疑問が残ります。
ワクチンの有効期間をどう評価し、どれくらいの期間でパスポートを「失効」させるかも不透明なまま。。
前述のイスラエルの緑のパスは、有効期間が半年とされています。

▷治験が終わってないワクチン

通常ワクチンは効果と副作用が確認されるまでの治験期間があります。
今回のmRNAワクチンはまだ治験期間を十分に終えていません。

実際病気が発見されてからワクチンができるまでの期間で言うと、麻疹こそ10年程度ですが子宮頸がんワクチン(パピローマウイルス)は25年、髄膜炎菌やチフスなんかだと100年近くを要しています。
HIV(1983年〜)やマラリア(1880年〜)のワクチンは世界中で研究されているにも関わらず未だに存在していませんし、COVID-19と同じコロナウイルスが起こすSARSに至っては開発自体が断念されました 。

ワクチンの承認がより厳しいのは「病気の人に使うのか、健康な人に使うのか」という違いが大きいです。
治療薬なら1万人に1人重篤な副作用が出るとしても残りの難病の人が治るのであれば認可されるかもしれませんが、ワクチンだとそうはいきませんよね。

もともと健康な人が病気にならないために投与するのでその分安全基準が厳しいわけです。現在報道されているような「1年半で新型コロナのワクチンを開発する!」というのは素晴らしいことですが、それを真に受けて期待し過ぎていると大きく裏切られることになる可能性があります。

▷現在日本で確認されている副作用

2020/5/26
第60回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会

医療機関からの副反応 7297人
製造販売者からの副反応 2355人

死亡者 85人
因果関係不明 55人
評価中    30人

お亡くなりになられている方は高齢者の方が多いのは確かです。
しかしなぜ因果関係不明のままなのでしょうか。

因果関係無しという評価にならないのは何故なのでしょうか。

▷まとめ

ワクチンに対する世界の状況です。
いかがでしょうか?

日本では打つ打たないは個人の自由です。
しっかりと副作用を理解し、
自分の身体と相談して判断が必要ですね。

信じるか信じないかはあなた次第です。


▷参考

https://nishijima-clinic.or.jp/blog/2020/09/14/ワクチンの開発はとても大変だし時間もかかる/

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