"他人の話をよく聞くこと"は凡人が唯一できる貢献なのかもしれない

誰も彼も、他人の話をろくに聞いてはいない。
今日は、そのことを痛感するような1日だった。

今朝、頼まれ仕事が思いのほか時間がかかることに気がついて、納期に間に合わなさそうだと依頼人に口頭で説明し、了承を貰った。

が、その後1時間くらい経ってから

「あれ?あの仕事って進んでるの?納期間に合う?」

と冗談を言ってる様子もなく、その人にまた質問された。

おいおい、さっきの了承のくだり適当に返事してただけなんか...とかなりガックリ。

同日の別の戦略会議では、

「具体例から考え始めて、意見を抽出した方が進めやすいです」

と僕が会議頭に意見したのに、会議終わり際には

「具体例から考え始める方がやりやすいなぁ」

という結論で終わった。

あれ、僕の話を誰も聞いていない?

こうしてようやく気がついたけど、他人の話に興味を持つのは、思いのほか難しいのかもしれない。

他人の話を聞かない人は多いのか気になって調べたら、よい記事を見つけた。

"自分の属している文化や経済の観点から少しでもずれた情報を示されると、人は相手の言葉に耳を傾けるのをひどく苦痛に感じる。期待の限界まで達するイノベーションの話に至っては、聞くのをやめてしまう人も多い。"

https://www.google.com/amp/s/toyokeizai.net/articles/amp/341558

自分の期待している話の流れにならないと、酷く理解の程度が落ちるようだ。これは面白い。

なるほど、どうりで他人の話を聞かない人が多い訳だ。

これでは天才や秀才の意見がスルーされてしまうのも無理はない。

これを未然に防ぐ為にも、僕ら凡人は、"人間は他人の話を聞かない傾向にあるということ"を理解して、自分は天才の意見を聞き漏らさないように努めるべきだ。

また、これは凡人にできる唯一の貢献方法なのかもしれない。

良い凡人とは何か、意外と深い。

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