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マチュ・ピチュの歴史保護区(世界遺産検定2級・3級・4級)

本日はペルーの世界遺産、マチュ・ピチュの歴史保護区のポイントをご紹介します。

マチュ・ピチュはアンデス山脈の山頂(標高2,500m程度)にそびえるインカ帝国の遺跡です。インカ帝国はアンデス山脈を中心に栄えたかつての大帝国であり、首都はクスコに置かれ、13~16世紀に栄えました。

1527年になると、スペイン人征服者のピサロによりインカ帝国は滅亡に追い込まれ、高山に位置するマチュ・ピチュの遺跡は忘れ去られていましたが、
20世紀に探検家ハイラム・ビンガムにより発見されました。ハイラン・ビンガムの功績をたたえ、現地ではハイラン・ビンガムという名前の豪華列車が運営されています。

インカ文明の遺跡にはアンデネスと呼ばれる段々畑があることが特徴であり、日光を生かしてトウモロコシやイモなどの栽培がおこなわれました。遺跡には灌漑施設が残されており、高度な文明を保持していたことが伺えます。

また、インカ文明は太陽信仰であったため、インティワタナと呼ばれる日時計が残されています。インティワタナは高台の上に置かれた石のオブジェのようなものですが、東西南北が示されており、太陽の光の位置で季節がわかるようになっていました。(インティワタナは太陽を繋ぎとめる場所、という意味)

ちなみに、インティとはケチュア語で太陽のことです。マチュピチュ遺跡の近郊にはインティプンク(太陽の門)と呼ばれる門もあり、インカ道の入り口となっているほか、毎年6月にはインティライミという太陽のお祭りがあります。

本日もお疲れ様でした。

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