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フィレンツェ歴史地区(世界遺産検定2級・3級・4級)

本日はイタリアの世界遺産、フィレンツェ歴史地区のポイントをご紹介します。

フィレンツェはイタリア中部の都市であり、花の女神フローラが都市名の由来であることから、花の都と呼ばれるようになりました。

クーポラと呼ばれるオレンジ色のドーム屋根を持つ、「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」も、花の聖母マリアを意味します。フィレンツェを代表する建築物であり、花の都の象徴と言えますね。

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フィレンツェといえば、メディチ家を思い浮かべる人も多いはず。16~19世紀に存在したトスカーナ大公国の君主であり、銀行家、政治家としてフィレンツェを中心に支配していた一族です。

莫大な財を元に、ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなどのルネサンス期の芸術家を支援したことでも有名です。数々の名画のコレクションは、世界三大美術館のひとつ、ウフィツィ美術館に収められています。ウフィツィ美術館の建物は、以前メディチ家の職務室として使用されていました。

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歴史地区のシニョリーア広場には、トスカーナ公国の政庁舎であったヴェッキオ宮殿がそびえたっています。また、ヴェッキオ宮殿は、メディチ家がピッティ宮殿に引っ越すまで一時的な邸宅として機能していました。現在はフィレンツェ市庁舎として使用されており、アルフォルノの塔と呼ばれる時計塔が特徴です。

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ちなみに、メディチ家の邸宅であったピッティ宮殿と、職務室であったウフィツィ美術館は、ヴァザーリの回廊と呼ばれるメディチ家の通勤のために作られた道で結ばれています。現在のベッキオ橋の2階部分にあたりますが、現在は美術館となっています。当時のメディチ家の権力を示す建築物ですね。

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本日もお疲れ様でした。


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