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IELTSコンピューター版のメリット/デメリットを考えてみる

英語力を証明する上で重要な試験であるIELTS。その試験には、コンピューター版とペーパー版が存在します。私はコンピューター版を主戦場としていました。理由は、その方が受験しやすそうだったから。コンピューター版、ペーパー版の受験で迷っている方に、コンピューター版のメリット/デメリットをまとめました。

コンピューター版のメリット

4つあります。

  1. リーディングが解きやすい

  2. リスニングが聞きやすい

  3. ライティングが書きやすい

  4. 結果が早く出る


リーディングが解きやすい

IELTSコンピューター版のリーディングは、文章と問題を同一の画面で見ることができます。(以下、イメージ)

リーディング文章と問題を1画面で見れるのイメージ

文章と問題を同一画面で確認しながら解くことができるため、問題を見て文章に戻って確認というのが非常に実施しやすいのが特徴です。

ペーパー版の場合は、文章と問題のページが分かれているため、文書と問題を行き来するためにはページをめくる必要があるはずです。一回一回の行き来する時間は限りなく小さいですが、積もればそこそこの時間を失ってしまうでしょう。

リーディングは、60分の制限時間に対して解く量は少なくないので、小さな時間のロスも避けたいのが正直なところです。

コンピューター版の同一画面で、文章・問題を確認できるという点は、与えられている持ち時間(60分)を有効に活用できるという点で大きなメリットといえます。


リスニングが聞きやすい

IELTSコンピューター版のリスニングは、一人一人個別のヘッドフォンを使ってリスニングに取り組みます。

ヘッドフォンは、音声をよりクリアに聞くことができ、聞き取りのしやすさを向上させる効果があると考えています。

ペーパー版の場合、部屋に対してスピーカーが一台になるため、席の場所、教室の環境によって聞き取りやすさに違いが生じる可能性があります。(可能な限り、違いが出ないように工夫されていると思いますが、差分をゼロにすることは容易ではないはずです。)

必ずしもヘッドフォンで聞いたから得点がアップするとは限りませんが、できるだけよい状態で試験ができるというメリットを活かした方が賢明です。


ライティングが書きやすい

コンピューター版のライティングは、キーボードを使用してコンピューター上に打ち込みます。

以下の2点から非常に便利です。

  • 修正・加筆が容易

  • 画面上に文字数が表示

修正したい箇所を削除したり、加筆をしたい箇所に追加したり、が簡単です。副詞を付け加えた方がより具体的に示せる、繰り返し使ってしまっている名詞を違う表現に変更する、など。ペーパー版では、消しゴムで消して、書き直すという作業を簡略化できます。

また、画面上に現在入力した文字数が表示されるため、ペーパー版のように現在何文字なのかを把握しておく必要がありません。ちょっとしたことかもしれませんが、余計なことを考える必要がなく、ライティングタスクに集中することができます。


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結果が早く出る

コンピューター版の結果は、マイページでのオンライン通知が試験日の3-5日後に発行され、成績証明書が試験日から5日後の営業日に発行されます。(営業日計算)

海外の大学・大学院での英語証明のため、永住権の申請のため、など何らかの目的のためにIELTSを受験されている方が多いと思います。

そのため、早く結果が出ることで、再度IELTSの受験が必要なのか、それとも現在のスコアで申請が可能なのか、を判断することができます。

ペーパー版は、筆記試験日から13日後の発行、郵送なので2週間ほどは結果が分かりません。

常に余裕を持って受験できればよいのですが、どうしても締め切りが近くなってしまい、なんとかしないといけないケースもあると思います。そういう方にとっても、コンピューター版の結果が早く出る点は役に立つでしょう。

コンピューター版のデメリット

2つあります。

  1. リスニングの聞き取り、書き取り同時対応

  2. 練習回数の確保が困難


リスニングの聞き取り、書き取り同時対応

コンピューター版では、リスニングの答えを解答用紙に書き込む時間(10分)がありません。最後に2分間用意されていますが、その時間だけで全ての回答を書き写すのは難しいため、基本的には聞き取って、その後すぐにキーボードで回答を入力します。

慣れていないと、聞き取った後すぐにキーボードを使って打ち込む、という点で苦労するかもしれません。キーボードによる打ち間違いの可能性もあります。

ペーパー版の場合は、自分の理解できる範囲でざっとメモしておき、後ほど回答用紙に書き写せるため、より聞き取りに集中できるでしょう。

キーボードを打つことに気持ちがいってしまい、聞き取りが散漫になってしまうケースも起こり得るため、コンピューター版で受験する方は注意が必要です。


練習回数の確保が困難

コンピューター版は、同様の環境での練習回数が限定されてしまうというデメリットもあります。

コンピューター版の模擬試験もありますが、都度費用もかかる(本番よりは安価ではある)ため、練習回数を確保するという意味で十分な回数の練習は難しいという課題があります。

ペーパー版は、IELTSの公式問題集を印刷・活用すればほぼ同様の環境を再現できます。

ただし、
リーディングはめくる形式で負荷のかかる形で練習、リスニングはPCのメモ帳に書き込むことで同様の環境を再現、ライティングもPCのメモ帳やWordなどを活用して練習、することで完全に同じではなくても類似の環境を構築することは可能です。


さいごに

IELTSコンピューター版のメリット4つ/デメリット2つをご紹介しました。普段からPCを使っている方にとっては、コンピューター版のメリットはデメリットに勝ると考えています。

どちらで受験するべきか悩まれている方の参考になれば幸いです。

Markのコーチングを、一人でも多くの英語を使って何かを成し遂げたい方々にお届けできるよう、引き続き情報展開を進めていきます。

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