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米国の海外金融口座の申請準備に苦労した話

アメリカでは、海外に保持している金融口座(銀行、証券、生命保険など)を申告する必要があります。
私も渡米後初の申告のために、例に漏れず口座の申告準備を進めていました。その中で、渡米前には把握していなかったことが判明したと共に、とっても面倒な作業をしなければならなくなりました・・・
今後、渡米される方が同じ轍を踏まないように、備忘録としてまとめました。

勘違いから苦労は始まっていた・・・

申請年度に解約した口座は申告の必要がない?

アメリカに居住すると、海外の金融口座の申請が必要らしい。渡米前に持っていたざっくりとした情報です。

とすると、口座はできる限り解約しておかないと申請が手間取るなと思い、本当に必要な口座以外は解約し渡米しました。

残しておく口座は、オンラインで確認ができるように準備済みです。

これで、申請は問題ないだろうと、思っていました。いまはそんな自分に喝を入れたくなります。

CPAの方から受け取った質問資料を見ると、「当該年に閉鎖した口座ですか?」という質問があります。嫌な予感がします。

案の定2022年に解約した口座も「対象です。」という回答がありました。

ということで、申請年度に解約した外国の金融口座も申告が必要です。ご注意ください。

(2022年度分を申請する場合、2022年に解約した口座も対象となる、ということです。)

実施したこと

解約した口座情報が手元に残しておかなかったため、アメリカから日本の金融機関に電話して資料の送付、メールでの情報収集、などを行い、なんとか事なきを得ました。
 
簡単に口座情報が手に入る金融機関もありますが、電話で長い時間を待つ必要がある金融機関もありました。また口座明細を送るため、日本の住所が必要な金融機関もあります。

できる限り、問合せする必要がないように整理しておくことをお勧めします。

残しておくと身を助けるかもしれない情報(口座を解約しようと思っている方向け)

口座を解約しようと思っている方は、以下の情報を残しておくことをお勧めします。

  • 口座番号

  • 支店名(住所が必要なため)

  • 年度内最高残高

  • 解約時残高(解約した場合、0のはず)

  • 利子収入の有無(ある場合、その金額など)

  • 配当収入の有無(ある場合、その金額など)

  • 銘柄ごとのキャピタルゲイン/ロス(証券口座の場合)

※他にもあるかもしれないので、取得できる情報は全て取得しておいた方が安心だと思います。

さいごに

最初の申告で一人で実施するのは不安があったためCPAの方にタックスリターンをお願いする中で、上記の勘違いが判明し必要な情報を揃えることができました。

初めて渡米されて、海外の金融口座の申告(とその準備)が必要な方にとって、参考になれば幸いです。

(私は専門家ではないため、疑問などがあればCPAへ問合わせ等、情報確認をお願いします。あくまでも苦労したこと、解決するために実施したこと、等のまとめです。)

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