知られざる海中の生物多様性 by 高瀬凱士 / 桐蔭学園高等学校(神奈川県)#生物多様性を守ろう

       
〇 目次 〇
1海中の生物多様性
2サンゴの現状
3私たちの課題

みなさんは「生物多様性」についてどのくらい知っていますか?
実は知識不足のために環境に悪影響なことをしてしまっているケースも多いです。
正しい知識、そして、環境問題ついての興味をこの説明で理解して頂けたら嬉しいです。

1海中の生物多様性
 絶滅危惧種や森林伐採など、陸上のことについてはある程度知っていることも多いかと思いますが、海中の生物多様性についてはどうでしょう?
マイクロプラスチックが良くない、そのくらいではないでしょうか?

僕が思うに、陸上より海中のほうがより大きな影響を受けていると思います。
生物多様性で一番よく聞く言葉はやはり「絶滅」でしょう。
やはりそれは海中でも起こっています。
陸上と同じように、海中でも環境の変化に対応できなかった生物は絶滅し、適応できたものだけが生き残っています。ですが、人間の諸活動により、その関係は揺らいでいます。

「地球の温暖化」
人間の諸活動により生じたこの環境問題は、海中でも猛威をふるっています。
今回はその中でもサンゴについて紹介していきたいと思います。


2サンゴの現状
サンゴは海中の「生態系の核」ともいわれるほどなくてはならない存在です。

みなさんはサンゴを見たことがありますか?
そしてその色は何色でしたか?
白いサンゴを見て、「きれい」と思ったことがありませんか?
実際、何の知識もない時に僕はきれいだと感じました。

ですが、白くなっている状態はサンゴにとって極めて危険な状態なのです。
サンゴが白くなるのは渇虫藻が少なくなり、サンゴに栄養が行き届いていない状態です。サンゴはこの渇虫藻と共生しているので、ものすごく影響が出てしまいます。
この事態は日本周辺だけでなく、世界の海のどこででも起こっています。

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3私たちの課題
このような事態が起こっているのを楽観視していられないのが人間です。
なぜならほとんどの原因は人間がつくり出してしまったから。自然のことを考えず利己的に自分たちが便利になることだけを考えて行動してしまったからです。でもどうすればよいのか。方法は僕らが知らないだけでたくさんあるのです。
そもそもサンゴがどのような生物なのか、どのような生態なのかよく知らないと何もできません。ましては興味がないとなかなかできないでしょうそこで「リーフチェック」という活動に参加することでその悩みが解消されると思います。
「リーフチェック」とは、サンゴの健康診断のようなもので、サンゴがどのくらいの割合いるのか、サンゴに依存していきている生物が何割いるのかを調べます。それによりサンゴの状態が把握でき、異常があった場合すぐに対応することができます。
この活動は一般の方でもダイバーさんと一緒に行うことができるそうです!

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このように、自分たちが知らないだけでサンゴを守る方法はたくさんあります。
今回紹介できたのはほんの一握りですが、それだけでもサンゴを知るきっかけになりサンゴやその他の生物の保護に積極的になれると思います。

残念ながら、死滅してしまったサンゴや、絶滅してしまいそうな生物をもともとの状態に戻すことはできません。

ですが、今あるこの環境を守っていくことはできます。
一人一人が意識と責任をもって地球の未来を守っていけたらいいなと思っています。
特に僕たちのような次の世代を任されている中高生にはたくさん行動してほしいと思っています。

一人一人の些細な心掛けが環境問題に歯止めをかけることができます。
全世界で、同じ目的を持って活動していきましょう!

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注:各画像は#せかい部xSDGs探究PJ「生物多様性を守ろう」
  第2回プログラムのナビゲーター 宮本育昌さん(国連生物多様性の10年市民ネットワー
ク事務局長)の講義資料より抜粋


桐蔭学園高等学校(神奈川県)高瀬凱士
#せかい部 ×SDGs探究PJ高校生レポーター(生物多様性を守ろう)  


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