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「子どもは小さいうちから厳しくしつけないと!」という方へ。気が楽になる秘訣 1/3

小さい頃からのしつけが大事!
早いうちから色々と教えないと、後々大変!
自分も親には厳しくされてきた。

そんなふうに思われる方、結構いらっしゃるでしょうか。
または逆に、

厳しくしつけても意味がない。
なんでもかんでも、やりたくなったらやればいい。

というふうに、「しつけはよくない」と捉えられている方もいらっしゃるかもしれません。今回のワークでは、その両者の方が自分の軸を見つけ出し、精神的に楽で、自分らしく心地良く、お子さんと向き合えるようにと設計しました。本文は分かりやすいように「しつけが必要!」の方向性で書いていますが、「しつけは不要」と思われる方は、ワークをひっくり返して考えてみてください。ちょっと面白いことに気づくかもしれません。

「しつけは必要!大切!」って、どんな気持ちで伝えてますか?

あなたが「小さい頃からしつけが大切!」と思っているとします。
そして、お子さんが小さいうちからいろんなことを教えます。

「自分で出したものは片付けなさい」
「靴は揃えなさい」
「ほら、ありがとうは?」
「それはやっちゃだめでしょ!」

と、言っているかもしれません。
ではお伺いします。

あなたは、お子さんにそう伝えているとき。
本当の本当は、どんな気持ちで伝えていますか?

心地良く伝えていますか。
真剣な感じでしょうか。
怒りの感情を感じますか、焦りでしょうか。
責任感でしょうか。
「○○すべき」「○○せねば」と感じますか。
本当はちょっと苦しいでしょうか。
身体がぎゅっとする感じだったりしますか。

じっくりじっくりと、
あなた自身の心と身体の感覚を感じ、味わってみてください。

なぜ「しつけ」は必要なのでしょうか?

お子さんに小さい頃から色々伝えているあなた。
そもそも、どうしてあなたは「しつけは必要!」と感じるようになったのでしょうか?なにか思い当たる節はあるでしょうか。

あなたと、あなたのご両親との関係を思い出してみてください。
ご両親は厳しかったでしょうか。甘かったでしょうか。どちらでもないでしょうか。
そんなご両親をみて、あなたは幼い頃、どんな気持ちを抱えていましたか。もっともっと深く感じると、本音ではどういうことを考えていたでしょう。

責任感や義務感から「しつけ」をしているとしたら?

あなたは、数年前に親になりました。
当然、「この子を育てなければ」と思われることと思います。

そうすると、無意識で責任感が義務感という重荷を背負うのですが、多くの場合ここに気が付きません。いつのまにか、これらの感覚に囚われ、純粋にお子さんを見ることができなくなっていたりします。

さて。あなたは、いまのご自身で理解できる範囲で、どのくらい責任感や義務感を感じて子育てされているでしょうか。「本当はこんなことまで言いたくないけれど」と感じつつ、お子さんに伝えていることなどあるでしょうか。または、「あれ?考えてみたらなんでこんな細かいことまで指示しているんだろう?」とふと我に帰ることなど、あるでしょうか。あなたの深いところに眠る感情を呼び覚ましてみてください。

ワーク①
「小さいうちからしつけが必要!」「子どもには厳しく!」と考えてお子さんと向き合われている方。

お子さんに声をかけるたび、あなたの気持ちは少なからず動いています。それは、あなたが”人間だから”です。

では、あなたの本音は。本当の気持ちはどうでしょうか。本当にそれを言いたいでしょうか。できることなら厳しくしたくない、ここまで言いたくない、などあるでしょうか。そうだとすると、どうしてそう思うのでしょう??
ワーク②
あなたはご両親に、どんなふうにしつけられてきましたか。
ご両親は厳しかったですか。優しかったですか。
どんな言葉が記憶に残っていますか。

また、ご両親からの「しつけ」や「厳しさ」を、我が子への子育てにどのくらい引き継いでいるでしょう。もしかしたら無意識で引き継いでいる部分もあるかもしれませんが、あえて意識化してみましょう。

「気がついたら、自分の親と同じことを言っている」
「ぜったいに親とは違う子育てを、と思っているけれど・・・」
「親と同じように子育てを、と思っているけれど・・・」

本音では、どうでしょうか。
そうしたいのはなぜですか。そうせざるをえないのはなぜでしょうか。
ワーク③
あなたに、お子さんを育てるという責任感や義務感はどのくらいあるでしょうか。また、それらはどのくらい「しつけなければ」という感覚に影響していますか?

そして、もしできるようであれば今この瞬間だけ、
一切の責任感や義務感を手放してみてください。

目の前にいるお子さんを見て、純粋なあなたは、お子さんに対して何を願いますか。もし明日から一切しつける必要がないとしたら、どんな気持ちになるでしょうか。

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